「日本二千六百年史」大川周明

連合軍が日本のA級戦犯を裁いた「東京裁判」の衝撃的な映像。被告席にすわる東条英機のつるぴかの頭を後ろの席からパジャマ姿の大川がぺちんと平手で叩く異様なシーンには世界中が驚いた。こんな狂人たちが無謀な戦争を始め、日本を荒廃させたと同時に世界に惨禍をもたらしたのか、と思ったものだ。大川については「国粋主義者として国民を扇動した思想家」程度の知識しかなかったが、昭和14年、当時のベストセラーが新書版としてこの10月に復活した。本文中随所に傍線がひかれているが、当該箇所が「不敬罪違反として削除された部分」の復元箇所であろう。

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還暦を迎えてますます円熟味を増す、気ままわがまま、ききわけのないおやじ

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