2019年12月9日

東京シティボランティアガイド忘年会 2019/12/8

下町グループの忘年会が三ノ輪の中国料理店「香港楼」で開かれる。

会員であるメンバーがやっている店での飲み放題つきの特別サービスメニューに35名が集結。


三ノ輪といえばかつて商店街の昭和のままの姿に涙した地で、寂れながらもしっかり根を下ろしたお店にふたたびエールを送る。

せっかく三ノ輪にいくんなら都電1日パスを使って荒川あたりを散策してみることにする。

しかし、フリーパスが400円とはどうしたもんだ。

あまり欲張ってもなんだから、きょうは荒川を攻めることにする。


しかし、荒川なんちゃら駅で降りてみてもなあんもない。もとより、住宅街に面白そうなところはあるはずもなく期待もせず流しで歩き回ろうっちゅうだけの放浪の人生。ただ野良猫にでもあいさつしてやろうかとかぐらいしか思ってなかったからそれはそれでいいんだけどね。


三ノ輪の商店街のアーケードの横には車が通れないような狭い路地が幾筋も走り、ヤマト運輸や佐川急便はどうやって配達しているのだろうかと心配になるし、重機や資材を運ぶトラックも入らない道でどうやってこの家を建てたのか建築会社に聞いてみたくなった。

そして、ついに自転車がやっとこさの幅になっていく。しかも意地悪くそれが折れ曲がってたりする。「どろけー」にはもってこいの路地。

路地の片隅にこの地を見守ってきた弁天様がやさしく祀られている。


元弁天湯が廃業したなら仕方ない。

大勝湯に浸かっていこうではないか。

タオルと下着は持参している。


入り口こそそっけないが番台から先はなかなか風格のある銭湯で広々とした脱衣場と洗い場があってあのコーヒー牛乳をパンツいっちょで腰に手をやって飲む姿が似合う。

490円でちょっとした温泉めぐり風になりますよ。

箱根に行かなくてもいいときがあります。ほんもののカニでなくても「かにかま」でもいいときがありますよね。そのほうが人生を豊かに過ごすことができますよ。


餃子専門店と焼肉用の肉の専門店が気になる。

この「さかい食品」は美人の姉妹風が注文を受け、奥のおやっさんが餃子を包むマシーンとタイマンできるほどの速さで一心不乱にキャベツたっぷりの緑がかった餡を皮に包んでいる。

餃子専門店はほかにも何店かあって三ノ輪のソウルフードだことがわかる。俳優の唐沢君もこれで大きくなったんだろう。


キムチも美味しそう。カルビは100g700円ほどだがお客さんが次々とやってくる。ミノが山盛り新鮮そのもので身が切り立っている。大将は俳優のようなやさ男でつやつやの頬にはほんのり紅がさしている。いったいに肉屋さんの店員さんは血色がいい。体にいいんだろう。

こんな店が近くにあったら餃子や焼肉にする回数も多くなるだろうな。

こんなアーケードがあれば歩くだけで楽しいし、毎日の夕ごはんの買い物がうれしくなる。専門店のよその店には負けんぞという気概というか心意気というか覚悟というかそんなものがある。スーパーにも負けん気はあるがそれはバトルであって、それは個人商店の胸を張るプライドとは似て非なるものだ。

そして、嬉しい買い物をしたお母さんのつくる夕ごはんに子供たちは大喜びで、

そんなご飯を食べて育った子供は人にやさしい大人になるに決まってる!


きょうは下町グループのリーダー浅草生まれの加藤さんの横の席でいろんな話をうかがった。

リーダークラスになると会員にたいして「聞きたいことはないか」と尋ねてくる余裕がある。

これは訳すと「なんでもためしに聞いてみな、ことごとく答えてやるかんな」ということで円卓は江戸の歴史に深入りしすぎた人たちのクイズバトルのような様相を呈してくる。

途中でわかったのだが、どうやらリーダーは四方八方からの会員の質問を受ける中で、まだ自分の知識が不完全不十分な部分があるのであれば質問をきっかけにさらに知識を深めようとしている、つまり「どこからでもかかってこい」をより盤石なものにしようとしているのだった。

おやじはリーダーの得意とする「徳川慶喜」や「坂本龍馬」の土俵にはあえて上がらず(ぼこぼこにされるだけだから)、本日の探索コースであった「三島神社」が鎌倉時代に愛媛の今治大三島の水軍つまり海賊が創建した神社であることをきっかけに北九州の海賊安曇族が安曇野を開いたことや幕府が諸藩に禁じた大きな船の建造の話題に誘導したものだから、

リーダーをして「歴史の関係の仕事をしているのですか?」と言わせしめ、しめしめとなった。

三島神社

調べると雷が落ちない神社であることから「試験に落ちない」ご利益があるようで、落ちないと困る落語家さんにはちと気の毒な神社かもしれませんね。


リーダーは自分の知らないことがあると知ったかぶりをせず、素直に教えを乞う子供のように頷く。その謙虚さはさすがだと思った。リーダーの資質の本質を見たような気がした。

定年後の新たな分野でのおつきあいに感謝する。知的な女性(おばさま)も多く話半ばで次回続きを話しましょうと席を立つ。


Comments

2 thoughts on “東京シティボランティアガイド忘年会 2019/12/8

  1. ブラハタボー、良いですね。
    ただ、電停の名前が聞き慣れない所だらけで頭の中で地図を描こうと思っても無理。
    まず荒川区はどの辺りなんだ?

    路地の写真を見ていたら思い出しました。
    19歳の時に東京の学校に通っていた友達のアパートを拠点にし、1週間位滞在し、横浜や都内をウロウロした事。
    確か豊島区だったと思います。
    トイレは共同。風呂は無し。でも部屋に何故か神棚がありました。
    生まれて初めて銭湯に入って。

    また辿ってみたいな。

    1. 浅草などの名所を卒業した外国人の観光客たちはいま、なんで日本人も知らないこの街を歩いてるの?というところまで進化してます。
      いま、韓国人街となった新大久保同様、豊島区池袋は歩いている人全員が中国人に見えてきて、
      まめたんさんの訪れた頃とは様変わりしてますよ。

まめたん にコメントする コメントをキャンセル

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