2021年 年末の金目鯛

下田で本ズワイガニを本気で死ぬほどいただいた。

紅ズワイガニではなく甘くふっくらとした本ずわいがに。

そばを軽く一杯以外、スーパードライを水がわりにしただけでひたすらかに、かに、かに。

ひとさまの1年分を一食でいただいたようなまみれかた。

かには「黙食」にはうってつけ。


近年かにが高騰している。

年末の魚屋ではタラバガニのパックにとうとう1万円の値がついていた。

これからさき孫たちに「おじいは本ずわいがにをひたすら腹いっぱい食べたことがある」と言い伝えを残せるようになるのだろうか。


伊東のおなじみのスーパーAOKIの鮮魚売り場は28日とあってごったがえしている。

「もし金目が1600円以上だったら買わないかんね。」とつれに宣言する。

嫌な予感がしたとおり、お正月料金で一匹「2500円」。

あたまでっかちで、目ばっか大きくて、身がそんなにないくせにえらそーに。


お正月料金は嫌いだ。そっちがその気なら買ってあげないと。とくに三つ葉。ふだん35円とかででまわっているのに、お雑煮のために250円とかふざけた値段になっている。


ところがお正月を前に切り落とした大量のキンメダイのおかしらが一袋2匹分が398円で投げ売りされている。

ライオンの食べ残しをあさるハイエナのようでもあった。

目がうるんでかわゆくてお化粧も上手でルージュもいらない。新鮮そのもの。女の子だったら美人だろうな。

これでじゅうぶん。お正月以外の正しい値段のときにあらためて。

鍋によし、煮つけによし、かぶと焼きによし。

煮つけは昆布、醤油、日本酒、ねぎ、しょうがのみ。砂糖、みりん不使用が我が家の鉄則。稲取の「徳造丸」の煮つけは甘すぎてもうこりごり。

6匹分をお持ちかえりにする。

足柄SA 富士山の横顔 まだ円錐形に近いが山中湖方面に向かうと横長に変形し、さらに甲府までいくと三角定規のように端正な姿になる。

作成者: user

還暦を迎えてますます円熟味を増す、気ままわがまま、ききわけのないおやじ

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