魔都「神田神保町」界隈 2023/3/10

お茶の水は「順天堂」と「医科歯科大学」(東京工業大学と統合予定)の門前町で順天堂は増殖を繰り返している。

そして神田方面に向かうとあらゆる「楽器屋さん」が勢ぞろいしている。ギターをはじめ管楽器、はてはウクレレ専門店まである。

そして坂を下ると「明治大学」のエリアに入る。

「日本大学」などの私学も市ヶ谷エリアとあわせ集中しており、一帯は学生の街だった。

「だった」というのは、昭和40年代に荒れ狂った大学紛争で紛争の連鎖反応を恐れた大学側が八王子や川崎のまむしが降ってくるような山の中なんかに学部を分散移転させてしまった。

お茶の水の駅前には奇跡のような創業80年の街中華などが残っている。


チャーシュー麵は700円だ。割烹着のおばあちゃんと若い女の子がフロア係のこれが正統派の街中華。

坂の途中にはメンソレータムの本社「近江兄弟社」がある。一度倒産をしながらも再建している。

「兄弟」はキリスト教の布教を志す同志としての「ブラザー」の意味。

もっと坂を下りていくとぼく好みの怪しげなゾーンへと突入する。

お化け提灯のコーヒー豆店。

なんと、「囲碁・将棋」の書籍専門店。なぜか「催眠術講座」もある。

奥が深い。

そして、妙に「明るく正しそうな」スナック。

「スナック」は絶滅品種かと思っていたら、堂々の「元気に営業中」

「あさこ」はパート2まである。

料金も明朗会計で、スナック「桜坂」は一択の福山雅治推し。


荻窪で働き始めたとき、たまり場になっていたスナックで先輩や上司にもまれたものだ。あほのように歌い、「ここだけの話」で盛り上がり、11時ごろまで飲んで千葉まで帰る強者もいて、いやはや大変な時代だった。

そのスナックのマスターは給料日に職場にやってきてつけで飲んだ分の集金をしていた。いまでは信じられない光景だった。


神田神保町あたりは古く歴史のある問屋街でもあったから、ぼったくりの店などあるはずもなくご常連さんが守る名店が残っているのだろう。

作成者: user

還暦を迎えてますます円熟味を増す、気ままわがまま、ききわけのないおやじ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください