旭川のその後 2023/4/27

お取り寄せをする場合、お店が見えないために信頼できるショップかどうかわからない。

海産物などはなおさらで、品物も店員も見えないなかで闇の深い海産物ならではの不安がつきまとう。

空港や市場に出店しているからからいいとか、これもあてにならない。黒門市場や近江市場の惨状も伝え聞く。また、コロナが収束して外国人が大挙してやってくるようになったら、もっとひどくなるだろう。

上野アメ横などはずればかりでいつしか寄り付かなくなってしまった。もともと市場の流れ品だから仕方ない。

今回の増毛の「港町市場」ではいろいろお話しながら品定めをした。

店内のトイレにいくとき、作業中の男性スタッフはみなさんしっかりあいさつしてくれて、おばちゃんもおねえさんも気持ちのいい応対をしてくれた。商売上のにやにやしたつくりわらいなのか、顔つきをみるのだ。どんな思いで仕事に向き合っているか、お寿司屋さんの大将のような緊張感のある顔つきかどうか。


旭川の買い物大通りにある、〇〇本店という歴史のある割烹寿司店の大将にぼくは不愉快な思いをさせられた。

旭川に到着してチェックインの前にホテルに荷物を預かってもらってすぐにせっかくだからと2条通りの料理屋さんに入ってお寿司を握ってもらった。

お客が食事をしている最中にカウンターの大将は「給与計算は明日でもいいですか?」と問いかける従業員のおばちゃんに向かって「給与計算は今日中にやってっくれ、前倒しでさ!おれはやることがいっぱいあるからさ!」とか、そして、電話がかかってきたとき、「あいつはやる気はあるかもしれないけどさ、まったくつかいものにならない!」とか大きな声で吐き捨てるようにしゃべっている。そしてなぜか、50代ほどの大将が語尾にいちいち「さ」をつけるのも不快だった。(これが旭川弁ならごめんなさい)

やるなら客のいないところでやれ!

旭川の初日は高速バスからはじまりゴーストタウンのような商店街、さらにこの無神経な寿司屋の大将が追い打ちをかけてがさつな印象しかもてず、訪れる街を誤ったとまで思った。


自分の目で確かめたこの店ならば、もしはずしたとしてもいいと思っている。ここはふるさと納税の返礼品として選ばれた店だった。

先日、ロシア産を北海道産と偽って返礼品を送った業者が検挙されているからすなおに信じることはできないけれどね。

コロナで困っていると切々と電話で訴える海産物宅配業者からうちにも二度ほど電話があった。もちろん電話を切ったが注文に応じると態度がうそ泣きから喜びの声に豹変するのだという。そして3千円相当の海産物を2万円で送ってくるらしい。これだとただの業者への寄付となってしまう。

甘エビだけ送ってもらい、残念なことをしたと、ネットで追加注文した。

活きている、日本海の旨さを全国へ|株式会社遠藤水産 (marukoendh.com)

ぼくの父親は晩年中央卸売市場の役員をしていた。水産物には少しは目がきく。


正規料金のひとたちに悪かろうと帰路の羽田行きの便のいちばん後ろの席を予約していた。

初日はどうなることかと思ったものの、3泊したおかげでよい旅となった。

羽田に着陸し、機内からでるまでにはしばらくかかりそうだからゆっくり座って待っていた。

すると、キャビンアテンダントのおねえさまが、「こちらはあたたかいですね!仕事ですか、旅行ですか?」と大きな目で話しかけてきた。

30代前後の制服姿の美しい女性から突然声をかけられたものだから、声がうわずり、やっとのこさ目をそらして、「あ、あ、あ、りょ、りょこうです」と返すのがせいいっぱいだった。

吸い込まれるような橋本環奈の目だった。

「ご旅行はいかがでしたか?」とたたみかける。

ふだん、美人というものに縁のないわたしは、返答に困り、

いつものくせでぞんざいな対応をしてしまう。育ちや地金がでてしまう。

「もう、旭川は暴風雨でたいへんでした。(ろくでもないとこに旅行に来てしまった感を顔ににじませ)」

あれこれネガティブな心ない、3条の寿司屋の本店も顔負けの返事をくりかえす。


JALはフラッグシップである。

国の顔となる航空会社で、プライドも高い。

言葉遣いも「こっちは、あったかいですね。」とはいわない。「あっち、こっち」とはいわない。

「そしたら~」とかさいきんのばかが繰り返す「のでぇ~」とも。

まもなく羽田。眼下はJFEの工場のよう。株では大赤字をだしてしまった(ToT)/~~~

ANAが安定感のある、健康美のキャビンアテンダントを採用しているのに対して、JALは年齢は高めだけど誇りが制服を着ているようなスタイルのいい美しい人が多い。

(ニトリはルックスで採用されているため、学力そのほかは融通が利く、という巷間のうわさがある)

自分がうしろめたい生活をしているわけではないのだが、仕事に誇りをもち責任感に支えられて仕事に従事する神々しく輝くお顔を直視できなかった。

わたくしは感謝をこめてこうお返事するべきでございました。

「スマイルキャンペーンを利用させていただいたことで、おかげさまで旭川への旅が生涯忘れることのできない旅となりました。風の強い日もございましたが、翌日の快晴は北海道の雄大さをじゅうぶんにあじあわせてくれました。」

「そして、これからもワンワールドアライアンスJALでの快適な旅行をたのしませていただくことにいたします」と

これがとっさにでてこんのよねぇ!即座にこう切り返せればこんなしゃーもないブログなぞアップしてないわ!

こんばんは甘エビパーティー!

作成者: user

還暦を迎えてますます円熟味を増す、気ままわがまま、ききわけのないおやじ

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