
銀座にくるたびに外国人観光客が増えているような感覚。へたしたら歩いている人の半分以上かも。
ひと昔前、昭和の時代の農協のじさまばさまが大挙して団体でパリだローマだと観光地巡りをしていたのの逆バージョンにも見える。
少人数の個人旅行が多かったはずが、ほとんで観光バスまるごとのお上りさん状態。
ツアーガイドはピカチュウのぬいぐるみを高く掲げて、迷子にならないように歩いている。
円安・安全・安心・うまい・便利・清潔・親切、たしかにそうかもしれない。
財布をわざと落としたときの日本人の反応の動画をあげる外国人YouTuberもあらわれた。
50回落として、50回拾ってくれたことにおどろき。
今日は久しぶりに歌舞伎座へ。
尾上菊五郎八代目の襲名披露。シン・八代目のデビュー公演。

歌舞伎座の前は、このとおり。

チケットがとれないとお嘆きの諸兄もいらっしゃることだろう。
それもそのはず、松竹会員の事前購入であらかたいい席はおさえられてしまう。
会員には松竹歌舞伎界会員、その上に特別会員、さらにその上のゴールド会員があって、ゴールド会員にまず優先販売、そして1日遅れで特別会員に、さらに1日後に会員への販売となる。
日本の軍隊なみの階級社会。
ぼくはまだ二等兵。
だけど、予約のさいにもらった数字だけでチケットを受け取れる「切符引き換え機」。
これだけでもストレスフリー。

さて、華麗な舞を堪能しよう。
歌舞伎の師匠のシン・八代目評は、
「色気がない、見かけは弱々しいけど切れ者、みたいな役柄が似合いそう」と手厳しい。
「笑わない、キャリア官僚のように冷静、怜悧」とはたぼーも同じく添える。
仁左衛門様のような奥行きと風格が備われば無敵。


3階席最前列。
ザギンのコインパーキング。

えっ!
関西万博ちゃうの?
