
基本的に雑貨中心。
不思議な値引きシステム。
たとえばこの20センチのフライパン。2,903円と表示されているけど、ぼくが購入したときは1,369円だった。だから、「推定価格」。なんのこっちゃ。

どうせメイドインチャイナだから粗悪品だろうはもはや通用しない。しっかり研磨されたずっしり重量感のあるステンレス製。値引きのメカニズムはまだよくわかってないけど、買い物点数、これまでの購入実績に応じてかわる。
ときには、お礼として100%オフの商品の画像もアップしてくる。うそだろ?と疑うけど、ただで、ほんまかいなで同梱してきた。
あれこれ注文して、実際に使ってみて感じたのは、これまでのアマゾンの商品高くね?だった。
「ただ」商品はおそらく大量のロットで発注した製品の在庫処分であろう。
送料0円はこれもおそらく中国からの航空便の混載ものでどれほどもかからない。が、国内の宅配業者(佐川)への配送料はしっかりかかっているわけだからそのぶんは値引きとなる。
その値引きがなぜ可能となるのか、なぜ安く販売できるのか。
本日の日経新聞の朝刊の一面がそのわけ(からくり)を解説している。
「個人使用目的の輸入品について、税金を計算する際の基準となる課税価格を通常よりも4割下げる特例があって、適用されると輸入品にかかる消費税や関税が安くなる」
課税価格が4割減となるから、輸入消費税もその6割に対しての10%でいいとなる。通常の小売業者はたまったもんじゃない、なるのは当然のこと。
財務省もこりゃいかんわとこの個人輸入の税の優遇を廃止する!とぶちあげた(「制度を廃止する調整にはいった」という表現をしているが)。
中国製をなめちゃいかんぜよ、といったものの、まだ「とほほ」な商品も送られてくる。
玄関に置く靴置き。

いっけんよさげな品物だ。
送られてきたいかにも古びた包材の梱包品をみて、いやな予感がした。
「中華人民共和国」のかおりがした。
竹でできていた。そしてこのタワーは靴も置いてないのにぐらぐら震度3くらいに揺れる。
おそらく、内陸のなんちゃら省の人民公社で人民服着た人民が毛沢東語録片手にパンダといっしょに竹を割ってこしらえたものだろう。かつて数十年前に上海を訪れたとき、人民服を着た作業員が竹で組んだ足場で高層ビルを作っている光景をみた。
人間のあたたかみを感じさせる手作りの工芸品だった。
そんな工芸品だったが、竹の一部が割れていることもあってさすがに写真を添付して返品申請した。
すると、返品慣れしているのか、ものの20分もせず返金してくれた。そして、その返金分であらためて丈夫そうなのを注文した。
御覧の通り、レビューというのがとても信用できないことがわかる。

こんどは」震度5でもぐらぐらしない、であろう商品にした。チャイナは大国で沿岸部と奥地ではまったく違う。どちらも中国、それでよかろう。
ヒストリーチャンネルで朝鮮戦争をみていたときのこと、毛沢東が取材に応じていた。
記者は「マッカーサーが中国に原爆を落とすといっているがどう思うか?」
すると、毛沢東は、
「中国にはおおぜいの人民がいる。原爆で1千万人が亡くなったとしても、まだ数億人がいる。たいしたことではない。」
竹細工と人民と人工衛星の隣国。
トランプはいいように習近平にあしらわれたもおなじこと。
ヒストリーチャンネルで朝鮮戦争を