
元上司の先輩のお孫さんがこのミュージカルの主役を務めるということで、はじめてオペラシティーへいってみることにした。
しかし、「主役」ってすごいなぁ。
10歳ということはこんど小学5年生になるのかな。
東京在住の子でじいじ、ばあばがわざわざ熊本から観劇のためにやってきた。
子役中心のミュージカルだけど脇はしっかり固めてある。


ぼくは、娘のピアノ発表会がそうであったように、観客は家族親戚、関係者のみの内輪のよく練習しましたね、の舞台で、わかりやすくいえば、「学芸会」のうんと力がはいったやつ、くらいに考えていた。
「考えていた」というのは、舞台の幕があくとともに「ぶったまげた」からだ。
キレのいいシンクロダンス、のびやかな歌声、情感のこもったせりふの数々、どれをとっても完成度が高い。
デビューしたときの棒読み沢口靖子を超えている。
すぐさま、この娘とミュージカル「アニー」の蒼井優と重ね合わせた。
どれだけの時間が練習に費やされたかがひとめでわかる。
「ちゅくだしぇいしゃくしょ」の阿部寛のではないが、汗はうそをつかない!
親戚と関係者の「学芸会」だろうとたかをくくっていたことを申し訳なく思っている。
いまでもさまざまなシーンが思い返される。
観客はみごとにおしゃれできれいなハイソ風なママ、ばあば、おねえちゃん、いもうとくらいが大半で孫がかわいくてしかたない付き添いのぱぱ、じいじ、おとうとが続く。
先輩の孫の晴れ舞台を観るために座席に座っているのは誓ってぼくひとり( ´艸`)
