大正時代の神嶽川の荷揚場発祥の裸電球の似合う市場。魚、野菜、総菜、揚げ物、漬物、肉屋がひしめく。近く、神嶽川の拡幅にあわせて市場をずらす建て替えが計画されています。いまでも鯨専門店が2店舗営業しています。大将も歳を取った。しばらくなつかしさを込めて鯨談義をする。
「北極海と南氷洋の市が年に1回づつしかたたん。」とため息交じり。
和牛のいいのとかわらない値段。幼いころおやじのおやじが好きだった「尾の身」をわけてもらい、つまみをつまみ、わさび醤油でいただいたものだ。鯨の皮の脂身はだいこんと一緒に味噌汁にして。それがいまこんなことになってしまって、、、ペリーが黒船でやってきて大砲で脅したのも鯨の脂をとるための船の寄港地が必要だったからじゃないか。ひっそり暮らしていた日本の国を無理やり開国させ圧力をかけつづけたくせに。もとはといえば太平洋戦争はお前たちが我々を開国させさらに追い詰めたことに端を発する、と心は石原莞爾関東軍参謀と化して、思いはしだいに国際問題へと発展する、、、建て替え後のことまでは答えがわかっていいる気がして話題にできなかった。
おでんとうどんの店。九州のおでんには「牛すじ」がないとはじまらない。「ありません」という店があったら教えてもらいたい。
コンビニのおでんの牛すじは正確には「横隔膜」の部分という。
おねえさんに「宣伝するから」と撮影させてもらいました。
小笠原藩が奨励した糠炊き。評価の分かれるところである。小倉の名物は基本B級グルメであり、ビジュアル系でもない。小倉発祥やきうどん、小倉肉うどん、そしてこの糠炊き、いずれも色合いが地味で華がない。合馬のたけのこは上品で繊細な味ですが。