ヘーベルハウス再び

北向き道路であることから鉄骨構造３階建てが建築可能であることがわかった。そのため駐車場は２台分確保できる。

賃貸併用につき定年後年金暮らしのばあばでも「賃貸住宅ローン」が組める。

賃貸収入をほとんど返済にあてる。通常の住宅ローンは本人のサラリーから返済可能かを判断するため、本人の収入や勤務先の信用度が重要な要素となる。

ところが「賃貸住宅ローン」は申込者が定年後のくせに毎日遊び歩くばさまであってもあてのない旅好きおやじであっても「家に毎月せっせと働いてもらい返済する」、「家がローンを組む」ようなことになっている。だからこそ鉄骨耐震耐火設計の住宅の柱そのものが「大黒柱」となる。借入可能額はこの物言わぬ大黒柱の稼ぎによる。申込者が家みたいなものだ。いっそ家名義で契約してもらいたい。

それゆえ、私たち亡き後の承継者であるおろかな息子が家をでて新たに家が欲しくなったときの住宅ローン組みにも影響しない。

１Fは自宅、２F、３Fが一括借り上げの賃貸マンション、（鉄骨でありアパートではない、という）賃料の１０％を運営会社に管理料として支払い、長期にわたる家賃保証の上、入居者の募集、審査など賃貸にまつわるあれこれを行う。練馬区の人口は７３５，１２３人（２０１８年６月）、うち５人はわしら家族。２３区では世田谷区の９３万人についで２位。まだまだ増加中。郊外からの区部への流入もあるようす。先日中野で飲んだが、中央線の駅のひとつに過ぎない中野駅周辺の町並みや飲食店の数は北九州の中心繁華街である小倉よりずっと大きく多いといまさらながら唖然とした。長年住んでいる田舎者とはいえ東京おそるべしと実感する。

西武池袋線の２つの駅が利用できそれぞれ徒歩１０分、１３分。ワンルームは需要が多い代わりに供給数も多く供給過剰になるおそれがあることから広めにする（２５㎡以上にする、エントランスを設けオートロックにする）などの差別化を図る必要がある。ありきたりの設備ではおやじと同じように見向きもされない。ふーんで終わり。

逆に賃貸用の３ＬＤＫは供給数が少なく有利といえる。３階建てにすることで賃貸部分を含め４世帯すべてが南向きとなる。今までの貸室はすべて北向きで気の毒に思っていた。自宅用、入居者用にするにせよ東京で駐車場２台分とれる、のは大きい。近隣の月極の駐車場代は１４，０００円から２０，０００円といったところだ。（なにより空きがない）北九州では月４，０００円だった！東京の自転車置き場と同じ水準。

問題は建築費が木造建築より大きくかさむことで、子供たち世代に負債を残したくないじいじ、ばあばに決断をしり込みさせ、びびらせる。団体信用保険にも加入できず、近々ころっといこうねと残債返済免除をもくろむ２人をがっかりさせる。家はころっといかないからである。少なくともこの先３０年、さらには６０年先を見据えての決断。

３階建てになると制震構造にさらにダンパーが加わる。

「一般的な戸建て住宅なら一条工務店さんもいいかもしれません。ただ、３階建てとなると較べるメーカーさんはありませんよ」とヘーベル君は余裕しゃくしゃく。あえていうならライバルはセキスイハウスだが、鉄骨構造がH形鋼を使用しており「メーカーによる」比較を困難にしている。

建築可能か地質調査をしてもらう。徳川の埋蔵金がでた場合に備えて印鑑を用意しておくことにする。そしたら天守閣も設ける。建物名も「キャッスルはたぼー」、もう一軒購入し「キャッスルはたぼー　アネックス」とし、東京オリンピックで来日した外国人向けに貸すことにする。浅草浅草寺や新宿しょんべん横丁などのガイド付き。オプショナルツアーで伊豆、箱根や八ヶ岳も案内する。朝はバイキング、夜はギョーザと豚汁、筑前煮、納豆に生卵つきと豪華だ。

2018.11.17