ボヘミアン・ラプソディー/ラミ・マレック

ようやく観にいけた。フレディー・マーキュリーの自伝的作品。主演のエジプト系のラミ・マレックが見事にあきれるほどフレディーそのものになりきっている。圧倒的な伸びのあるボーカルとドラムス、ギター、ベースの強烈なサウンドに打ちのめされ、体に震えがきた。激辛一味唐辛子のように体が火照る。この作品ばっかりは大画面大音響シアターで体中で作品を受け止めたい。

生い立ちや家庭環境、空港でのバンドの結成、レコード会社とのもめごと、メンバーとの衝突、離れていく恋人、寂しさを紛らわすための乱痴気騒ぎ、圧巻は伝説の「ライブエイド」のステージ、ゲイ、そしてエイズによる45歳の死。ラミ・マレックは作り物の出っ歯をつけてオーディションを受けたとのこと。T-joyリバーウォーク小倉は公開から2か月近く経っていながら満席に近く、隣の席の40代の長髪はあきらかにミュージシャン風で曲が流れるとたちまちメンバーの一員となって両手両足を使い体中でリズムを刻んでいる。何回目かのリピーターであろう。

フレディーは大の日本びいきで来日するたびに新宿のゲイタウンにきていたときいたことがある。新宿二丁目のバー「九州男(くすお)」


アカデミー主演男優賞間違いなし!


 


ラミ・マレックは懐かしいアクターだったThe Pasiffic」(2010年)で太平洋戦争激戦地ペリリュー島攻略作戦に伍長役ででていた。

主人公のスレッジとともに戦い、傷ついた日本兵の口をこじあけ、「日本人はみな金歯をいれている」といいながらナイフでまだ息のある日本兵の金歯を淡々と削り取り持ち帰る役柄。

実話がベースになっており、なんともやるせないシーンだった。ロシアや中国であれば伏せて隠すであろうシーンでアメリカのリアリティーを追求する姿勢と懐の深さを知ることになる。

作成者: user

還暦を迎えてますます円熟味を増す、気ままわがまま、ききわけのないおやじ

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