1年2か月後の開会に向け着々と競技場などの工事は進んでいる。それにあわせるかのように我が家の建て替え作業も年内の完成をめざし立ちはだかるさまざまな困難を克服しながら進んでいる。
「オリンピックの年に入居した」、「令和元年に完成」
わかりやすい。
せっかく東京23区に住んでいるのだ。世紀のイベントを観戦したい。観戦して三代語り継ぐ。おじさんはビートルズの日本武道館公演にいけなかったのをしみじみ悔やんでいた。そんなしみじみのないよう、死に臨んで憂いを残さぬようこの目にオリンピックを焼き付けておきたい。
この画面から選んでいただき、「カートに入れる」に進みます。すると抽選後見事当選すると決済がおこなわれるという流れです。応募開始直後のような混乱はなくさくさく進みました。
予選は安く価格設定され、人気の競技は当然高めの設定です。競技場は東京オリンピックとはいえ、横浜国際総合競技場だの札幌ドーム、宮城スタジアム、鹿島スタジアムだの各地に散らばっておりよく確認しておきましょうね。射撃ならば「陸上自衛隊朝霞訓練場」で自宅から自転車観戦も可能です。
ぼくのうちは「お城の建て替え」などやらかしてしまって、そのため藩の財政は逼迫し、苦役などを強要し領民を苦しめている。財政再建のため、「質素倹約を旨とし、華美なるもの、遊興にかかる冗費の出費はまかりならん」との御触れがでています。通路でもフェンスの上でも、知らない人のおひざの上でもいい、そのため席のグレードは最安となりました。
開会式の式典に至ってはA席のチケットが30万円のところ、「シニア同伴のかぎり」の最安チケット2020円の申し込み。「東京2020みんなで応援チケット」は 「12歳以下か60歳以上、障害者の1人以上含む家族やグループが対象」とある。60才以上には不自由しておらず記念のための参加であればこれで十分です。
ぜんめつもあるかもしれません。人気の開会式、閉会式は無理だろうな。
建て替え後は「友人たちがきて泊まるスペース」も確保できそうで、我が家史上最大の無登録民泊のビジネスチャンスを迎えることになります。むろんワンルームにたこ部屋式で詰め込むだけ詰め込んでやらずぼったくり。
先日友人からオリンピック特需の話を耳にしたのが欲に火をつけたのです。
メインスタジアムのある千駄ヶ谷に住んでいる知り合いが民泊をはじめ、1階は自宅で2階部分を宿として登録したところ、オリンピック期間中(すなわち7月24日から8月9日までの期間、パラリンピック8月25日から9月6日までの期間プラスその前後)一泊10万円で借りあげたいとの申し込みがあったというものです。国籍不明、観光のためか、大会関係者かはわからないけどなんでも4人でシェアするとのこと。
それを聞いたおやじは「練馬でもいけるんやないか」と目元がきらっと光りました。そして仮住まい探しで相談していた地元の不動産やさんに「練馬でもいけるんやないですか」とそれとなく訊いてみると、「無理でしょうね」とばっさり。
チケットの応募はやたらめったら抽選に応募し、転売だのを企んでいるやつらを排除するためにいろんな工夫がされているはずですね。
まったく「千載一遇のビジネスチャンス」だとかいって儲けようとしているやからにはほんと困ってしまいますね!