
この道の駅はあらゆる点で別格である。地元の小学校の校舎をベースにそのまま道の駅にしてしまった。
教室がそのまま利用されて、食堂となり、プレイルームとなり、はては宿泊施設となった。小学校と道の駅が合体したノスタルジックな雰囲気とともに学校給食を用意したり心憎いサービスもある。

この道の駅にくることは「登校」で、職員室には校長先生もいらっしゃる。
少し長くなるがこの道の駅の特集を異例の特別扱いで組ませていただきたい。

中華料理店「3年B組」もある。



東京湾を隔てているだけなのに空気と流れる時間と太陽のまぶしさがまるで違う。






さて、ここから本題にはいる。

このパンフレットがきも。
鋸南をサイクリングで愉しむためのくふうが満載で、レベルに、やる気に応じて3つのコースが用意され、それぞれQRコードで読み取ってアプリがガイドしてくれるようになっている。
ぜひ読み取っていただき試してもらいたい。


そして、とどめは

地元の常連さんでにぎわう中華料理店や蕎麦屋、寿司屋も教えてくれる。
じつは道の駅の併設レストランは「しかたなく」いくところと思っていて、できれば地元に愛されるお店にいきたい。
道の駅の立地はそうした地元の名店からは不便なことからどうしても館内の食堂を使わざるを得ない。
サイクリングの後は小さいながらもお風呂も用意されている。
ごみ箱はない。不便だけどごみ箱を置くとまちがいなく道の駅は荒れる。それぞれが持ち帰ればいいのだと思う。
総括
道の駅をただのありきたりの道の駅にしていない。
童心にかえる小学校を秘密基地にして地元をまるごと味方につけた地元愛にみちた心憎いしかけとくふうに満ちている。
もろ手を挙げて特Aの「道の駅」に認定する。