国道10号線をなんど走ったことだろう。
そのたびに素通りしてきた耶馬渓。なぜ一度も寄らなかったのだろう。江戸中期にお坊さんが危険な道から通行人を救うためノミと槌で掘った洞門がある。このあたりには3カ所道の駅がある。
工事現場で発見された巨大な「さんしょううお」のはく製がある。愛嬌のあるごつごつの顔にともだちを思いだした。
安心院は「あじむ」と読む。ゆずとすっぽんとワインの里。
「いんない」から「耶馬トピア」に向かう山道は日本の棚田の原風景がひろがる。一年のうちでいちばん美しいだろう稲刈り前のこの時期は輝く緑のカーペット。
みどりが目にしみる。