高齢者の仲間入りを売り物にするな 2021/11/1

もう17年前になる。職場のプロレス同好会で一時期後楽園ホールに通っていたことがある。転勤してきた上司が火をつけた。すると入会したいと若者たちがとつぜん集まった。

おもにNOAHの試合だった。正統派のプロレス団体だった。


プロレスは興行そのもので団体によっては格闘技といっておきながら「100回の腕立て伏せ」より「1回の打ち合わせ」というあやしげなものもある。

そのときすでに高齢の域に達していたおっさんレスラーがまだ現役でリングに上がっている。

百田光雄。いわずと知れた力道山の次男。昭和23年生まれの73歳。もうとっくに病院通いしているのかと思っていた。怒ると「じじぃをなめんなよ!」と激高する。

そして、富士吉田の怪人

1990年代に活躍した「闘魂三銃士」のひとりのおっさんだけどあれから30年たち、58才になっても目をむいて威嚇する。

相撲界はプロレス界と相性がよいとはいえ相撲で鍛えた技はプロレスでは通用しないことも多い。とくに曙は華麗な身のこなしはきびしく、体重で押しつぶすとかあびせたおすとかしか技がなく手の内を読まれサンドバックにされることもたびたび。

日本の国技だのしきたりに縛られ苦しかったろう。もう52才。


プロレスから相撲界に転向する選手はいない。プロレス界のあの空気になじんんだらもう式守伊之助の軍配などどうでもよくなる。

星誕期。56才。西十両3枚目からプロレス入り。得意技はアルゼンチンバックブリーカー。

おちゃらか系も。

「なべやかん」。なべおさみの子で替え玉受験で世間をさわがせた。51才。身長154センチと最初からレスラーとして戦う気などない。得意技はカンニングと留年、おやじを困らせること。

九州のレスラーはどこかおかしい。江頭2:50系だろうか。

そうかと思えばホスト兼プロレスラーもいる。福岡県北九州市出身の41才。女子に人気がありそうだわ。「歌舞伎鳥スプラッシュ」で何人泣かされたことやら。

そうかと思えば、

ダチョウ倶楽部系あり、意味不明系あり。
「男色ディーノ」試合というかリングの上で選手によくべったり抱きついていたなぁ。もう44歳になるのか。得意技は「男根もてあそび」

ダンプももう還暦なのに現役。


海外勢も黙ってはいない。

カンフーで鍛え、ヘビメタのミュージシャンでもある。ロリータ服のレディービアード。もう好きにやっちゃってください。

かわゆい子もいる。

「のあ」ちゃん。キューティー鈴木路線だろうか。

ほかにもあるけど、もうどうぞご勝手に!


1000人が技を競う異空間。

こりゃ、老けられんわ。

作成者: user

還暦を迎えてますます円熟味を増す、気ままわがまま、ききわけのないおやじ

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