長い間、雪かきをシーズン中に毎年3回してきたけど近年では温暖化の影響かスコップの出る幕がなかった。
年内はクリスマスの頃、2月の上旬、そしてとどめは3月というパターンが多かった。春分の日の頃、4月のサプライズもあった。
3階の小屋裏収納からスノーブーツを下ろしてきて「大雪」に備える。息子は30分早く出勤することにした。
コロナもあり今年は正月3が日返上で前倒しで仕事を片付けてきた。
お客さんのおひとりががコロナに感染してデータの一部が届いてないがすでにほぼでき上っているため影響は軽微ですんだ。
ここんとこテレフォン相談と相談会で忙しかった。
ひと段落しお疲れさまの練馬のワインダイニングで早めの食事をする。
体に変化が現れてきたのか、ビールじゃぶじゃぶ生活をやめようと思った。そしていま、まずビールではなく「いきなりワイン」生活にしている。
ランチタイムは若い女子たちで賑わっていて気になっていたおしゃれなイタレスをのぞいてみた。
厨房のステンレスはぴかぴかでぼくごのみ。
ワインも1500円で3種類が楽しめるセットがあった。
「日本ワイン」の定義もシラーズ、シャルドネがぶどうの種類であることもシラーズ、ひたすらビール街道を走ってきたぼくはようやくおとなになってワインの世界に浸るようになった。
あさりときのこのパスタ。1200円。
その前に「お通し」と称して軽く炙った牛肉がひときれと大根のムースみたいのがでてきた。400円
パスタは小倉の焼うどんのようでもあり、ぼそぼそかみ砕くような食感で、熊本産かどうかわからんか痩せたあさりがわずかに散らばっている。
きみの玉砕覚悟のあたらしい店を開拓するというチャレンジャー精神はたしかにほめたたえる。
が、しかし、おおくの犠牲と後悔がともなうことも避けられない。4打数1安打もいかない。
いつも自宅では「De Cecco ディ・チェコ」の№9の「イナカッペリー二」を偏愛、愛食(?)している。このタイプはスーパーでもおいてないところがあって、旅先で見つけるとまとめがいしている。
太さ0.9ミリ、ゆで時間2分だからぼやぼやしていられないし、ゆであがったらただちにフライパンで軽くオリーブオイルとあわせる。「ただちに」にいのちをかける。
その日の気分に応じてとうがらしとニンニクチップ、しそ、めんたい、のり、なっとう、なんかをアレンジし、食べる直前にさらにオリーブオイルをかけオリーブオイルまみれにする。すると👄のまわりはしっとりつやのある「透明グロス プチプラ」のうるおい感がでる。
だからこの小倉焼うどんふうパスタは大半を残し潜んでいるあさりをさがし、きのこたちをかきまぜつまみとしていただいただけにした。
スタッフがお会計のあと「アンケート」をとるためのタブレットをもってきたが、あえてなにも回答しなかった。おいしいと思える方がいらっしゃればそれで結構。ネガティブな評価は自分だけにしてしまっておく。
ただ、いかにもアルバイト風の若いかわいい娘と店員が客の前でだらしなくばかばなしをしているのを見て、おおむねこの店のランクがわかった気がした。
ばか話がしたいならオープンキッチンにせず、見えないとこでしろ。
イタレスについては「練馬」はまだ発展途上なんだろうかと思ってしまった。
「お通し」も反対派だ。
いらない。そのまま手をつけないことのほうが多い。
今日もまたなりをひそめていた「じじい」の虫がさわぐ。