子供7人の大家族で営まれる上五島の島の小さな製麺所の22年に及ぶ家族の定点観察ドキュメンタリー。
うどんづくりがとらさんの子供たちへの教育そのものだった。
2才の「せぶん」くんもうどんづくりのお手伝いをしている。
子供たちは島のみながそうであるように成長するとそれぞれの希望を抱いて島を離れていく。
ひとりまたひとり、年老いていく両親と子供たちの成長が交錯しながら。
挿入歌はさだまさしの「案山子」という巣立っていった子供を案じる親のこころを歌った名曲。
五島列島は福江島ではなく離島がいいといわれた。沖縄と同じように。
塩はこれを愛用している。福江島にいったとき出会った。沖縄や響灘のとくらべてまろやかで魚の塩焼きはこれがいちばん魚をひきたててくれる。
「トラさん」は製塩業も兼ねていた。
さっそく「虎屋」の海塩を注文した。
天草にいこうとしている。
同じ隠れキリシタンの里だ。
携えていくのはこの1冊。1974年。
この少年は12歳の「ルドビコ茨木」。
もうひとりの少年「THOMAS KOZAKI」は14歳だった。豊臣秀吉の命を受け京都で捕縛され、磔にされるされるために長崎に向かい、1597年に処刑される。ヨーロッパ中を震撼させた26聖人の殉教者のひとり。
途上、KOZAKIは広島三原で「母への手紙」を残している。信仰をまもり、二人の弟が異教にそまることのないよう、そしてパライソでの再会を約した手紙。
その手紙はともに槍で突かれ殉教し80日間晒された父の遺体の、赤く染まった懐から見つかった。
この14歳の「トマス小崎」の思いは北九州の児童養護施設「聖小崎」に引き継がれている。
この施設は中学を卒業すると一人で暮らしていかないといけないが、いつもマリア様がそばにいてくれたはずだ。
天草でたまには普通の人たちみたいにちゃんとした宿に泊まっておいしいものでも楽しもうとちょっぴし豪華にホテルを予約した。
でも午後4時からのチェックイン、これはともかく朝のチェックアウトがひっかかる。待てない。
まず、夕方までに現地にいく、という制約。その日にそこにいかねばならんというわずらわしさ。
ぼくはもうフツーの人ではなくなっていてモンゴルの遊牧民のように「今日はここにしよう」とその日の気分や天候まかせのきままでゆるい旅しかできない。
豪華な食事も興味がない。唯一「かにの食べ放題」だけは別だが地元の名物のオンパレードでも大半を残してしまうため宿に申し訳ない。
大将がくわえたばこで競馬新聞読んでいる昭和の大衆食堂がいい。
やっぱ無理やわ、と思いなおしキャンセルしてしまった。
西日本最大級のアウトレット「ジ・アウトレット八幡」にもいってみたい。
母校のおひざもとにできた旧八幡製鉄の広大な跡地跡(ざんねんなテーマパーク「スペースワールド」跡地)に4500台の駐車場つきで連休前にオープンした。
ただでさえ渋滞している国道3号線などのインフラはそのままに4500台を収容しようという。
わが練馬の「としまえん」跡地に建設中の「ハリーポッタースタジオ」も片側1車線の道路に面している。てゆうか片側1車線の道路にしか面していない。ここに観光バスなどがやってきたらこっちもただでさえ渋滞している道路は身動きが取れない状態になるのは必至だ。
わしらは自転車でいけるからいいけどね。
ホームページ – スタジオツアー東京‐メイキングオブハリー・ポッター|ワーナー・ブラザース (wbstudiotour.jp)
八幡は「いつまでもつか」アウトレットだけど「LLBean」と「モンベル」、博多やわやわうどんの名店「因幡うどん」が店をだしていることがわかっただけでいい。
博多に行くとかならずいただく。
ショップガイドをみたけどほとんどがなじみのあるショップかでかわりばえしない。入居できるショップはそうそうないのだろう。
もともとアウトレットは女子のための買い物アミューズメント施設だし、御殿場通いでちょっとやそっとでは驚きはせん。
地元の老舗百貨店「井筒屋」の女性服売り場や小倉の商店街の衣料品店を、はたまた同じ資本系列のイオンのテナントを駆逐するかもしれないのに経営者はどれほどの危機感を持っているのだろうか。
イオンがイオンに殴り込みをかけているようにもみえる。