北九州発祥の「角打ち」
酒屋さんの店内で立ち飲みする。
ビールのケースに座ってもいいけど、立ち飲みすると気分がいい。
同窓生の女子の実家。89歳になったばかりの看板娘の可愛らしいおかあさんが現役でお客さんを迎える。
自分で冷蔵庫をあけて、ビールを取りだす。
昭和が満載の酒屋さんのカウンターでおしゃべりを楽しむ。
おなじみのご常連さんの大将が、ひらめの刺身なんかの盛り合わせを用意してくれていた。
心地よい空間とゆったりとした時間の流れ。
しばらくすると、同級生同士の夫婦が高校生の孫を連れてやってきて、65過ぎての仕事について近況を報告しあう。
先輩のご自宅の裏に一晩車を停めさせてもらう。
もう、飲み会のあと1時間以上かけて、ほとんどが待ち時間のバスや電車を乗り継いで帰る気にはとてもならない。タクシーはばかばかしいし。東京近郊ではそもそもバスに乗ることなどなく電車は遅くなっても「待ち時間」がほとんどない。こればかりは東京にかなわない。
隣が緑地公園の遊歩道のこの暗闇を若い女の子が一人で夜中歩くのはこわかろう。
しかも付近に布団をしいた車の中に目をぎらぎらさせた高齢者の住所不定のあやしいおやじが潜んでいる。
こわすぎる。ホラー映画になりそうな気がした「職務質問」を受けたらアウトだろうな。
先輩の道の駅では、なんどもお世話になってはいるけれど、そのたびにキャンピングカーだとなんど説明しても「そんなところに泊まらんでうちに泊まっていきなさいよ」と、ゴッドマザーのおばあちゃんからの伝令がやってくる。いい歳をして「そんなところで泊まる」暮らしをしている。
まるで泊まる場所のないホームレスあつかい。
これは廃線ではなくかつて蒸気機関車が貨車に満載の石炭を運んだ昔の筑豊本線、いまの若松線の「二島」駅付近。
畜電池で走る「DENCHA」が1時間に2本から4本程度走っている。
架線からの電気でモーターを回し、モーターで充電する。そして架線のないところではバッテリーで走る、「Dual ENergy CHArge train」こうゆうこっちゃ。
石炭から、ディーゼル、そしてバッテリーへと時代は移りかわるけれどこのレールと枕木はかわらない。
オリーブ🫒も捨てがたいな。