コメントを寄せていただいた。
ほぼ1年前の「駆逐艦・神風」~米国海軍大佐 F・W・スキャンランド氏からの手紙~の記事についてのコメント。
まさか、春日艦長の「神風」に乗り組んでいた海兵のご子息からコメントをいただくなど考えもしなかった。じーんときた。おそらくおとうさまは私の父と同年代であろう。
ジムの前に練馬高野台のブックオフをのぞいている。
掘り出し物がないか、新しい出会いはないか、きのうの自分より少しでもまともになれる本はないか。
かわいい店舗で半分はCDやDVD,カードゲーム関係だから在庫は限られている。
まして歴史、さらに戦記関係となれば自宅の本棚ほどのスペースしかない。
それでもきのう「偶然」ある古書に目がとまった。村松さんのように。
横浜の綱島の古本屋「フルホニズム」で200円で売られていた39年前に出版された古書がいまブックオフで税込720円(*^。^*)であたらしい読者を待っていた。まるでわたしを待っていたかのように。
新しく入荷した本はすぐにわかるようになっていたから、最近買い取られて並べられたものだろう。
24人の艦長の証言(インタビュー)で構成され、反響があったのか続編も刊行されている。
思いもかけない手紙を受け取った春日元艦長は「たとえ敵とはいえ、戦闘で人が死ぬということは悲しいことですからね。てっきりあの敵潜はマレー沖にいまなお沈んでいると思っていたのですが、ぶじだったと知って本当に嬉しかったです。よかった、よかった、とつくづく思いましたよと」と昭和56年のインタビューで語っている。
「神風」は大正時代に建造された老朽艦でありながら戦争末期には味方の軍艦が次々と敵潜水艦に撃沈されるなか、春日艦長の冷静な判断と鍛えられた乗員のもと戦い、傷つき、石油や米などの物資の輸送と沈没した艦艇からの兵員の救助、基地からの撤収に南洋で休みなく活躍したことが誇張なく克明に記されている。
米国海軍大佐 F・W・スキャンランド氏からの手紙の全文も掲載されている。
戦艦「扶桑」、「伊58潜」などの艦長の回想録も興味深い。駆逐艦などの「軍艦」でない艦艇にその多くが紙面に割かれている。