新築(といっても2年半経過)なのに玄関ドアのようすがおかしい。
YKKap
閉まるスピードが遅くなった。どうしたらいい。アフターサービスをやっているところに電話してみてもらおうかというのがいままでの行動パターン。
でも、もうそんな時代じゃない。ドアの品番を確認してネットでトリセツをチェックしてみよう。
ちゃんとでとるやん。
ただ、このページにたどりつくまでがひと苦労。
品番を入力しても「該当なし」ですぐにはでてこない。
どうしていいかわからず右往左往する高齢者も多かろう。
ドライバー1本で調整できる。
大騒ぎしなくてもたいていの商品はこうやってネットで症状を調べてトラブルは解決できる。
すごい時代になったもんや。
ただ、「電子キー」の紛失や不具合に備えてトリセツをダウンロードしておく。
トイレ掃除の達人のYouTubeをのぞいてみたら、ウオシュレットの便座がぱかっとあいたり、ずらしたりできるようになっていることを実演してくれていてはじめて知った。
すごい時代になったもんだ。
新聞の社説同様、トリセツなんて読むもの好きはおらん。
だから「すきま」のお手入れのための装置があることも知らずに一生を終える人がでるやもしれん。
知らんかった。
ブラシで洗って終わりにしていた。
トイレ掃除の達人は「キッチンハイター 泡タイプ」を使ってトイレそうじするのがいいとおっしゃっていた。
ドロッとしたタイプのトイレ洗剤との成分の違いなどPHまで比較しながら説明されていた。
これもトリセツでそのすきまを攻略することを覚えた。お手入れの目安は「月に1度」とあり我が家はそのすきまを2年半もの間放置していたことになる。
世界でも有数の清潔国家をリードするTOTOさん、ありがとう。(ToTo)/~~~
うちの孫の「タイプR」と「タイプK」は生まれたときからこの清潔なトイレを使い、かつての「ぼっとんなんちゃら」や「どつ〇にはまる」ことも、沖まで船で運んで海洋投棄して、海水浴場に使用済みの「イチジク浣腸」がくらげのようにゆらゆら漂着していた時代があったことも知らん。
あの「バキュームカー」がなにをやらかそうとしていた車かもわからんだろう。流れていく物体の行方、旅先なども知らんだろう。
ただ、江戸時代はすでに再利用の循環型社会を実現していて、いまはやりの「サステナブル」のさきがけとなっていた。
でも、練馬区立の小学校で6年生の課外授業を受け持ったとき、5~6校訪れたけどどこもウオシュレットなどなかった。公立だろうが標準装備にしてやれないものだろうか、と男子はともかく女子をみながら思った。
いま渦中の八王子出身の萩生田統一くんの実家は学生の頃まで「汲み取り」システムでクラスでひとり笑いものにされたがために、その屈辱が政治家を志すきっかけになったとのことである。「どげんかせんといかん」と「トイレを水洗に統一」しようと誓ったのかもしれない。
福岡も都市部を除き、築上郡などはいまだに下水道がいきわたっていなかった。
高齢者の仲間入りをしたわれわれの世代は自慢じゃないがその全体像を知っている。
詳述するのは控えるが明治時代の貧民窟の便所の惨状ももちろん想像することもできないだろう。
「脱臭フィルター」もあったんだ。