富士山上空5000メートル 2023/1/20

その日ぼくは羽田を離陸したJal667便大分空港行きに搭乗していた。

その日は快晴。

離陸後いつもの福岡、北九州空港行きと違う南寄りの景色であることには気がついていた。

いつもなら、甲府盆地上空から八ヶ岳を眺めながら飛行していたから。

すると、窓の下に見たことのない白いものが。

 

もしや、御殿場上空?

あわてて、スマホを取り出す。

本能的に。

あの人やんけ!

 

ほどなく機長からアナウンスがあった。

「本日は強い偏西風のため高度5千メートルほどを飛行しています」と。時速は650キロ、ノースアメリカンP51ムスタングくらいだな、いつもなら高度1万メートル、時速は1000キロくらいなのにと。


そのとき、ある事故のことが脳裏をよぎった。

1966年3月のBOACの旅客機の墜落事故のこと。

 

「山岳波」による空中分解で乗客全員死亡。
機長が航路を変更して富士山の景色を見せようとしたために起こった痛ましい事故。

事件後、このコースは避けるようになった、と聞いてはいたが、

これって?

作成者: user

還暦を迎えてますます円熟味を増す、気ままわがまま、ききわけのないおやじ

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