東京料金所をとにかく午前0時から夜明け前の4時までに通過すれば、それからさきはいつどこのインターで降りようと3割引きとなっていた。
これを「夜間割引の権利を得る」といっていた。
逆に北九州の高速道路の料金所に同じようにはいってしまえば東京料金所をいつ何時に通過しようとよかった。
もし、割引対象外の昼間の時間に入線、通過しても、目的地を割引対象時間内にアウトすれば割引が受けられた。
ざっと東京から北九州まで千キロ、高速料金は2万円だから六千円の割引となり大きかった。
それが、
どう改正されるのかいまいち飲み込めない。
夜10時から早朝5時までの時間内に実際に走行した距離が割引の対象となる。
これはETCなればこそできるワザ。
それはそれとして嬉しいのが800キロを超えて爆走するおいらたちへの長距離ドライバーへの配慮。
なんと、5割引だとよ!
ただ、5割引なのはその割引時間帯を走った分だけ。
いつもの走り方は用賀インターに早朝2時に入線し、割引時間終了の朝5時には浜松あたり、それから京都、宝塚、岡山、広島まで走るけどその間は割引なし。車中泊し朝2時から走行開始して北九州に到着するのが5時としたらそれはそれでい。
すると、5割引なのは「用賀〜浜松」の250キロと「広島〜北九州」の230キロ、合わせて480キロにしかならない。全体の約二分の一。2万円のうちの二分の一の1万円が半額になるだけ。
全部5割引にしたければ夜10時に入線して午前5時までの7時間に休憩なしで千キロ走る必要がある。む〜り〜!実質六千円割引が三千円割引になるだけ!
そこで生活スタイルを変えて、夜10時に東京インターを通過する。そして朝5時までの7時間のあいだに走れるだけ走る。おそらく宝塚あたりまで。
そしてそこで仮眠して夜10時に再スタートして朝5時の目的地到着までがんばる。
問題は、朝の5時に宝塚に到着してその日の夜10時までの17時間をどう過ごすか、ということで仮眠に7時間として、あと10時間。
映画をみたり、宝塚歌劇を観に行く、サービスエリアで物売りをする、大道芸で小銭を稼ぐ、レストランで皿洗いする、
もうこれから千キロを一気に走ることもなくなる。
富士山上空の遊覧飛行をたのしみながら、JALや ANAの早割なら羽田から大分まで1万2千円ほどでいけるのだし、なにもムキになって14時間も走ることもないような気がしてきた。
新幹線は東京から小倉まで2万2700円だから、話にならない。