一戸建てで「表札」のない家が増えている。そもそもマンションなんかは部屋番号のみでほとんど表札をだしてない。
配達員は苦労するのではと心配しつつも、逆に「偽名」や「ペットの名前」で購入してもちゃんと届くからいいよ、という声もある。
「個人情報」だから、という向きもあるが表札がどれほどの個人情報だよ。有名人ならいざ知らず。
車のナンバープレートは個人情報保護法の対象外となっている。
マイナンバーに登録されている税金のデータ、病院の通院記録こそ怖ろしかった。じじいはともかく若い女性はいやだろうな。
「投資家が自分が住むとして住宅ローンを組んで物件を購入しそれを賃貸にする」というケースもあるという。
おそらく金利は1%程度で、そのぶん家賃を低く設定できる。
ただ、問題がある。
入居者が「表札」をだすと、まずいことが起こる場合がある。
投資家とグルになっている管理会社は「表札をだすならオーナーと連名にしてくれ」とか、「オーナー宛の郵便物が来たら管理会社に送ること」というとりきめがあったりする。
「住宅ローンの不正利用」がばれたら金利は住宅ローン金利でなくなる。
オーナーはほぼ間違いなく「変動型」金利でローンを組んでいるため、金利が上昇した場合、家賃の値上げをいいわたされるかもしれない。
オーナーが金利に耐え切れず返済が滞った場合、入居者は退去を求められる。
業者によれば表札の基本は「浮かし彫り」で「彫りこみ」は墓石のみ、らしい。
まれに「彫りこみ」も見かけるが墓石の表札なんだろうか。
うちの場合、事務所併設なため、ばっちしフルネームの看板までだしている。
ポストにはにゃんこの名前まで表示して。
逃げも隠れもせん!
でも、人物やにゃんこを特定されて、つけられたり、拉致されたらどうしよう。
よくわからずに個人情報保護法に過剰反応する人たちの一方で逆に「表札」を利用するひともいる。
ひとり暮らしの女性が男性の名前を同居人にして。
「番犬がいます」の表札版。
どうせ男の子の名前にするなら、そうそう「塙重五郎」がいい。
「権蔵」もいい。「鬼太郎」もいい。「薫」「正美」ではなぁ。
いま、TBSドラマ「青春の門」(第一部)に夢中になっていて信介しゃんとその母のたえの面倒を見る塙重五郎(中村敦夫)の生き方にしびれている。
男として生涯かけて守ってあげたいと思える人がいる、ということへの共感。
信介しゃんのおかあさんのタエ(小川眞由美)に惚れぬき、重五郎は一生二人を守っていく覚悟を決める。かつて重五郎は恋敵であった信介の父重蔵(北大路欣也)とタエをめぐって香春岳で決闘をするが、炭鉱夫の重蔵は素手なのにやくざの木枯し紋次郎改め重五郎は日本刀を振り回す。きたねぇ、とは思ったがその後しっかり二人のめんどうば、みちくれたから許してやるばい。
ぼくもタエ、小川眞由美の面倒をみたい、と思った。生来の美しさに筑豊の女の気丈さが合わさることできりっとして魅力的になる。すくなからず北部九州にみられるおなごの気質だと思う。けれど重五郎の必死の看病むなしく肺病と白血病で亡くなってしまう(ご本人はいま83歳・細川俊之、近藤正臣、橋爪功、そして次はぼく)。(ToT)/~~~
仕事ででかけた炭鉱のまちの田川や直方、飯塚の景色を思いだしながら、さらしの下に新聞紙をはさみ遠賀川に簀巻きにされて投げ込まれるのを覚悟に地元のやくざ相手にひと仕事ができたことをなつかしく誇りに思いつつ。
筋の通った筑豊の男そのままの、覚悟と気概は安っぽい暴力シーンばかりのやくざ映画とは違うったい。
そして、カオルばめんどうみようっち思ったとです、、、
そして、その後小倉で幼なじみのおりえ(秋吉久美子)と出会い、めんどうみようっち思ったとです、、、