事務所移転にまつわる諸問題 2023/8/5

事業所の近くにある三菱UFJ銀行に「事業主口座」を開設しにいった。個人預金とは別に移転することとなった事業所専用の口座が必要となったためあらかじめ電話で必要書類を確認し「個人事業者開業届」や個人預金の通帳などを用意して。

予約をしたうえでなんの心配もなく窓口の椅子に座る。

安定感のあるおばちゃんが対応してくれた。そのむかしは窓口にはアイドルみたいな若い娘さんが笑顔で対応してくれたものだが、最近は安定感と堅実化路線を走っているようだ。

ネット銀行とネット決済の浸透でメガバンクといえども苦しいのかと思っていたら、アメリカの企業の株を買い占め「持分法」でおおいに潤っている。

求められた書類を提示し、通帳発行の手続きを待ったが、その行員は何度も上役のところにいって相談している。

そして、ほかのなんじゃかんじゃの書類が必要だという。

活動実績がわかるものを見せろと。

それはかつらを取れと言われるのに等しい。

遠隔操作していた上役も不穏な空気を察知したのか窓口にやってきた。

そうならそうとはよいわんかい!

ジムで汗をかくのはなんちゃないが、この酷暑のなかまたこいってか!

思えば現職の時は「いわれる側」だった。

普段見ている映画が悪いのかスムーズに違和感なくやくざみたいになれる。


振り込め詐欺なんかの関係で「事業主口座」の開設はとても厳しくなっているということだ。

しばらく上役とやりとりして、もう三菱UFJの口座はいらない、とぷいっと帰った。

あらためて地元の「みずほ銀行」で開設することにして予約をした。


人の事務所を引き継いで仕事を始めるのはたいへんなんだな。

引き継いだ事務所は事務員3名。売上や経費、給与などを前代表から引き継いだ口座で管理することになるのだが、この青い部分の扱いがややこしい。かなりまとまった金額が残っている。

これは誰のもの?

代表の報酬はあらかじめ決めた額を上限とするため、分け前はない。事務員にだすなら「賞与」。

会社でいうなら事業主が「役員報酬」で事務員は「給与」、引き継いだ今の段階では「報酬」でも「給与」「賞与」でもない。

会社でいうなら未処分の「繰越利益積立金」であって、今後これを原資として各人に配分されたときにはじめて必要経費となったり給与として支払えば源泉所得税が課税される性質のものだ。

会社じゃないから「配当」でもない。「元入金」(資本金みたいなもの)として引き継ぐほかない。

さらにややこしいのが、

「消費税」と「源泉所得税」

売上は消費税を含めて、さらに源泉税を引かれて入金される。

ぼくが確定申告するさいはこの口座と自分の預金口座間で調整が必要になる。

「消費税」はこの「事業主口座」を、そして「源泉所得税」はぼくの「個人口座」をベースにして調整を加える。消費税では(預かった消費税から実際に納税することとなった消費税の差額)の処理がついてまわる。

しかも、ぼく個人の事業収入にこの受け継いだ事務所の収入の区分計算も加わる。

ぼくが納めた消費税はまるまるこの「事業主口座」から支払ってはいけない。支払ってもいいがこの事業所分以外の個人にかかる分はこの口座に戻さなくてはならない。

大半の商店のように諸経費を引いた残りが代表の報酬なららくちんだけど、このケースだと「会社」と同じような手続きを踏むことになる。協同組合にちかい運営方針でいく。

源泉税を引かれる前の売上にするために個人版の「別表4」で源泉税相当額を加算し売り上げを求め、消費税の納税額との差額がでたら「雑収入」として加算するなどひと手間かかる。免税事業者の期間は税込みで入金されても消費税を納めなくてよい。

税理士に頼むほかない(/ω\)


事務所の場所は練馬の駅前のとしまえん寄りでオープンしたのにうわさにもならない「ハリーポッタースタジオ」に歩いて行ける。

それよか、スーパー「オオゼキ」が駐車場付きで使えるほうがずっといい。

事務員を雇わないつもりだったが、偉い人から頼まれたらいやとはいえん。

ハリーポッターとともに8月14日新装開店!

作成者: user

還暦を迎えてますます円熟味を増す、気ままわがまま、ききわけのないおやじ

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