ようやく生さんまの季節となった。あのさよりのようにやせた幸薄そうなさんまばかりだったけど、北海道でいいのが獲れだした。しっぽが青く透き通ったのが新鮮なのの証。
仕事のパートナー3人で久しぶりに新宿で集まり近況報告をする。
鯛やヒラメはなくなってもいいけど鰺とさんまが獲れなくなったらぼくは泣く。
いや、さらに蟹も、そうだ。いわしやさばも獲れなくなっても困る。さけも困る。ほたてはビミョー。
おいおい、いかのこと忘れてはいませんか?
この店はこの店の近くに事務所を構えるケンドー7段のいきつけで、大いに気に入った。
朝の5時までやっている。京王新線の新宿駅そばだから行く機会もなかった。
そして、大いに驚いた。
この店はまぐろの一本買いをしているようだ。
だからカマ焼きもある。
スプーンで骨に沿って中落ちをほじほじしながらすくって、のりで巻いていただく。
この圧倒的な存在感とばえるまぐろピンクにヘリコプターもびっくりして目を丸くしている。
アジはプラス100円で揚げて骨せんべいにしてもらう。これがうまいんだ。
骨せんべいにしてもらえることをケンドー7段は知らなかった。裏メニューというやつだが、アジ刺しを姿造りでだすところは頼めばたいていやってくれる。
伊豆の伊東の海岸沿いに「はるひら丸」という漁師がやっている店があって、あじのたたきとこの骨せんべいをめあてに通っていた。
また、いくぞ!
どんどんいくぞ!
この店に仲間を誘うぞ!
秋の訪れとともに今日から解禁。
みな事務所も順調でなにより。