土肥~「道の駅すばしり」ー142 2023/9/28

断崖絶壁か点在する川沿いの小さな集落しかない西伊豆はおかげで乱開発や混雑とは無縁で初めて訪れた40年前からほとんど変わっていない。

東伊豆の喧騒を避けたければ、避けたい気持ちになったときはアクセスは悪いけどそのぶんただいま感があって裏切られない。

ところで、なんで何十年ものあいだ社員旅行なんてしていたのだろうと思う。伊豆はそのたびに候補に挙がった。

給料日に積立して、若手が幹事やって、ロマンスカーや新幹線乗って、ゴルフしたり、、、

ばか騒ぎの宴会、コンパニオン、何が楽しくて。

当時の課長は「社員旅行をやらない」と幹部から「部門がうまくいってないのでは」と見られていたから各部門は繁忙期がすぎるとあれこれ企画して各地に散っていった。


それでも気の合うメンバーでいくときは楽しかった。

いま、職場では社員旅行はしなくなっている、と聞く。

若者にとっては苦痛だろうな。

台湾にも上海にもいった。

円卓の中華料理は大勢で楽しむのにいい。


浜辺に漁船が整列している。

大戦末期の特攻兵器「震洋」(しんよう)を思い出す。

船首に爆薬を載せ、敵艦に体当たりするベニヤでつくられた、とても兵器とは言えない小舟。

いまでは海水浴で冷えた体を温めるための平和な舟として活躍している。

土肥は清水港とフェリーで結ばれている。

静岡出身の広瀬アリスとすずはよくやってきたらしい。

船を降りたら絵にかいたような「ぼくの夏休み」がひろがる。

浜辺の共同浴場に浸かってみたい衝動にかられる。

ただ、たまにはゆったり温泉宿にて。

夕陽が沈むときに入る。フロントには毎日の日没時間が表示してある。


道の駅にはかならずEVの充電機が設置されている。

どこの道の駅でもあまり利用されていない気がする。

「すばしり」ではこのとおり新たにベタベタ張り紙が。

売店の営業時間内でしか利用できない。


この先どうなっていくのだろう。

作成者: user

還暦を迎えてますます円熟味を増す、気ままわがまま、ききわけのないおやじ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください