江古田は学生の街。
日大芸術学部と武蔵大学、武蔵野音大の学生たちであふれる、雑然としたまち。
この芸術祭の仕掛人のひとりであるゼミの先輩と飲み歩くことに。
1軒目「えんむすび」でまずは日芸の学生の版画をながめつつ乾杯。
「ごまかんぱち」、「がめ煮」?
ひょっとして大将は福岡県人?
「八女」だという。
福岡県といっても北端の北九州と県南の八女では同じ福岡県といっても言葉のイントネーションがまったくといっていいほど違う。
最初聞いたとき「福島」の人かと思ったくらい高音でうわずったしゃべりかたをする。
この「がめ煮」は一時期凝ったけれどつくるにはとても手間がかかる。
東京で「筑前煮」ではなく「がめ煮」に出会えるとは。
そして、2件目は「木曽漆器」で味わうイタリアン。
この木曽漆器とイタリアンのマリアージュを先輩はコーディネートしたかった。
ステムは特注の「漆塗り」。
皿も軽くぺらんぺらんの重量感ゼロの漆器。
地域をもりあげようとしている先輩の熱意に水を差すようで悪かったが、
漆はともかく軽い木の皿と金属のナイフとフォークは食器として合わんと失礼をかえりみずダメ出しをした。
社会部の新聞記者として長年地域の活性化につながるしくみづくりをしてきたことに敬意をもっている。
定年後ますます活動の場をひろげている。
この店のことは明日の信濃毎日新聞で紹介される。
100人のうち1人でも記事を読んで興味をもってもらえたらいい、という。
武蔵大学で講座を受け持っているが「漆器」のことさえ知らない学生がいることに衝撃をうけていた。
宿場町である奈良井宿の北のほうにある漆器の村はあるそうだ。
漆器より隣のテーブルの美しいマダムたちに目がいってしまう”(-“”-)”
この店は気軽に使えそう。
新聞でました。
木曽漆器の魅力 学生らが発信 武蔵大ゼミ活動 東京の料理店と企画 |信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト (shinmai.co.jp)