小倉を朝7時に出て、関門トンネルと国道2号線を走り「山口南インター」から山陽自動車道に入線する。
いつも、深夜明け方走行ばかりのため、調子が狂う。まして本日は土曜日。
客筋が違うのだ。
乗用車が多い。凶暴な走り方をするのや、とろとろ走りの高齢、女性ドライバー
あまり、かかわりたくないひとたちといっしょに走らないといけない。
安定走行するトラックやトレーラーにまじって淡々と走りたい。
そして、土日の昼間は魔の時間帯でもある。
「覆面パト」
この人たちは深夜早朝の時間帯には経験上めったに、というかほとんどお目にかかることはない。
無謀な運転をする輩が少ないことに加え、この人たちががんばると長距離運ちゃんを検挙することになり、生活の糧を奪うことにつながるからだろう。
なにより彼らはめちゃくちゃな運転をしない。
ところが、岡山県を走行中2度、この特殊車両に後ろにつかれた。
追い越し車線を前の車に続いて時速110キロくらいで走っていたら(検挙されるのはたいてい先頭車両だから追い越し車線では絶対に単独の先頭車両にならないようにしている)
赤色灯のついた黒のクラウンがバックミラーに映った。
むろん、速度超過で普通だったらサイレンが鳴って誘導されるところ、あわてて速度を落とし走行車線に移動したら、こんどは何をするでもなくそのまま前を走っていた車の後ろにはりついて赤色灯で同じように威嚇・恫喝している。
つまり、検挙するためではなく「赤色灯をつけて背後からひたひたとせまり速度違反を警告、速度だしすぎやろがと脅しながら地場を流して歩いている」覆面パトだった。
突然背後にあらわれるのは、後続の背後を襲われびっくりした車両が次々と車線変更するわけだから順番で自分の番がやってくるというわけらしい。
警察署長は検挙数よりも、注意を促し(脅し)何台の車を走行車線に移動させたかに興味があるのだろうか。
前後に何台も仲良くだんごになって時速120キロで集団速度違反をやらかしているときの、まんなかへんにいるぼくの車は検挙の可能性はなしに等しい。
そこに「やくざの地回り」が繁華街を掃除しながらやってくる。
大きな顔して道のまんなかを歩いていたよっぱらいはあんさんにうしろから肩をたたかれ、振り向いて「すんまへん」と頭をかきかき道をあける。
そして、あんさんは「きーつけや!」とぽんと肩をたたいて通り過ぎる。
2度やられた。
まだまだあと100キロくらい走って、浜松くらいまでいってもいいけど名古屋のSAもはじめてだし、はじめての体験・経験は大切、と思っているところでもあり、刈谷にすっか。
ところが、
名古屋の人がそうなのかどうかわからんが、地元愛がすごい。広島と同じ匂いがする。
車を降りてれーせーになって、さきほどの覆面オラオラあおりパトのこと考えてみる。
はやいはなし、ただの「緊急走行パト」だったんじゃね?
いそいどっただけなんじゃね?
真後ろにくっつかれてあたいが妄想モードになっただけなんじゃね?
高速道路のパトロール隊はそんなに甘くはないよね。
ただ、飛ばすわけでもなくそんなに急いでないようすだった。
署に急いで帰りたかっただけ?
これくらいはふつー。
しだいにどろどろしてくる。
友人はこの近くの豊明市の出身で、自宅に遊びに行ったこともあった。
彼の会社のCMに吉高由里子が起用され、本社にあいさつにきたぼくの彼女ときゃつはあろうことか握手した。
上司からこう紹介されて、
「あ、この人ね、売り上げがぜんぜんだめだったひと。」
ざまあみやがれ!
さて、9日間の九州巡りもいよいよ終わり。
この旅の成果のひとつにおみやげにした「信玄餅」で何人もきな粉まみれにしてやったことがあげられる。
そのまま口にもっていって服や、床にこぼして掃除機まで登場するしまつ(*’ω’*)
たべかたを知らん九州もんはこれだからいかんわ~。