地下鉄「天神橋筋6丁目」駅から(正確には北は7丁目から)南に一直線に下る日本一長いおよそ800店舗の商店街は圧巻だ。
40分以上歩くことになるけど、両脇に激安居酒屋、寿司屋、パン屋など無数、雑貨、衣料品、食料品店、珍しいところでは昆布の専門店、刃物屋、それがひしめき合う、出会ったことのない最強の商店街。
ぼくが10歳のときに創業の天満酒蔵はビール大ビン400円、「だいびん」いいます。
もともと大阪天満宮の門前として栄えたところで戦後の闇市あがりの商店街とは歴史の重みが違う。
どの店も間口が狭くきつきつに区割りされていて、その分奥行きはうなぎ二本分くらいに長い。
その点、京都の店と似ている。
シャッターを閉めた空き店舗はほとんどなく、その景色が40分以上続くというのはまこと恐るべしだ。
この脇筋にも飲食店がひしめいているため、もうどうしようもない状態になっている。
友人はお寿司ならここ、お好み焼きならここ、焼き肉ならここと説明するが、そんなにたべれましぇんって。
天神橋5丁目は「天5」、6丁目なら「天6」とそれぞれアーケードが違う。
「おひとりさま一日一杯」限定の生ビール100円の「天5」のおっちゃん居酒屋。
JR天満駅のもうわけのわからん酒場。
駅前には江戸時代から続く「天満青果市場」があって昼飲みはあたりまえ。
江戸よりずっと前から天下の台所でどこにいっても大衆酒場があるのは大阪ならではではないか。
おみやげに日本刀と夫婦喧嘩用の出刃包丁を。
さいきんの日本統一はいまいち迫力やインパクトがなくなってきたわ。60話ともなればしかたないのかも。
本宮くんが紳士になってしもうてからに。
横道にはいると、「寛子」のたこ焼きが。
たこ焼きはこれでいいんちゃう?
そして、お好み焼きならここがいいということだ。
外国人がとにかく見たこともないくらいに多い。新幹線でも家族連れがホームにあふれている。
この暑いときに車内の三分の一はそう。ホテルもそう、市場もそう、
車、家電、電子機器、半導体でイケイケだった超円高の時に海外旅行した時と逆。
いま、おいてけぼりの日本は世界からすれば不動産までもが大バーゲン中。
シャープがこけて、東芝が虫の息で、パナソニックの株主総会が大荒れ、、、
ようやく「大阪天満宮」へ。
御祭神となっている菅原道真が大宰府へ向かう途中に立ち寄り旅の安全を祈願されたというぞ。
もうすぐ「天神祭り」。(続く)