「なんば」から地下鉄で南にひとつ目の「大国」で降りる。
早朝6時半。朝6時からやっている市場食堂のうなぎ屋での朝ごはんを目指す。
「温泉」を併設している市場。
このあと「日本橋」にある「大阪日本橋 ジョーシン スーパーキッズランド本店」で待ち合わせをすることにしている。それまでの時間をこの市場と日本橋の「黒門市場」にあてることにした。
そしたらこの時間にもかかわらず、海鮮丼専門店にすでに30人くらい行列ができていて、大半はインドネシアやシンガポールなどの東南アジア系の観光客で行儀の悪い中国人の団体のような嫌悪感はわかない。もうここかしこの市場が外国人観光客で充満している。
ということは、この市場内の鮮魚店なども「黒門市場」化しているのではないか、日本人が寄り付かなくなったほどのぼったくり市場になっているのではないかと嫌な予感がした。
ぼったくり市場として名高いのは、大阪「黒門」とと金沢の「近江町市場」、そして京都の「錦」市場で、ほかにも「札幌」の公設市場も後を追っているよう。
この時期「かわかみ」は朝の2時から焼いているんだと。この鉄串の本数見てみ。
グラム単位で量り売りするのが大阪らしい。
着丼してあれっ!少ねっ!と違和感。でも安心してください、お重の中のごはんの間にもうひときれウナギが挟んである。
うなぎは折を見て神田の老舗にいこう。が食後の感想。
おそるおそる市場内を歩いてみたけど、黒門ほどひどくはない。
黒門は売り子からして違い、ここはまっとうな市場の店員の顔をしている。
ただ、ここでも小売りはおおむね「1000円単位」での値付けになっている。
このあと訪ねるぼったくり日本一の「黒門」に比べたらこれでもとても良心的にみえる。1000円以上のお札以外はお金じゃないとでもいっているような市場はいったい何のためにあるのだろう?
祇園祭には欠かせない「鱧」が大量に捌かれていく。以前、鱧の名産地の大分中津で先輩に「活き鱧の刺し身」をごちそうになったが身がぬめっとして舌に残り、決しておいしいものとは思えなかった。