定年時に一方的に離婚を言い渡された友人のその後。
まさか身近でじっさい起こるとはとあきれつつ起きてしまったことは仕方ない。
現在、山梨韮崎でアパートで独り暮らし。月水金を足場のリース会社でパートで働いている、元通信機器エンジニア。
夏場を避けていた車中泊もそろそろ再開しようとしていたときに連絡があった。
もう、68歳となってもしものこともありゃもしれず、日本橋に住んでいる長男の世話になろうかと考えている。ついては同居ではなく近郊に住まいを借りたい。条件は車とバイクが置けることで現在探しているのは「常磐線」沿線、で意見を聞きたいと。
東北大医学部出身の長男は日本橋で2つのクリニックをもっており、家賃
48万円のマンションに住んでいる( ゚Д゚)。98㎡だとさ。
長女も医者、34歳の次男は会社を辞め、現在税理士の資格を取得するための学校に通っている。離婚後元妻とはまったく連絡をとっていない。
人気のある中央線、東海道線の神奈川方面は手が出ないことは彼もわかっていた。総武線千葉方面もさほど安くはなかろう、まして駐車場が月6万円するような近郊は最初から除外。
あわれ家も預金も身ぐるみはがされた友人に残されたのは車とバイクだけだった(T_T)/~~~
アドバイスしたのは「日本橋」に行き来するなら、常磐線の取手、竜ケ崎(茨城県)あたりまでいくと駐車場付きで安く借りることができるだろう、取手は品川まで最短49分、あるいは途中の我孫子から「成田線」に乗り換えればなだらかな田園地帯がひろがっていて安そうと。(安孫子も成田線沿線も青春18きっぷで先週見てきたばかりだから生々しい)
ただ、常磐線の風物詩だった「さきいかボックスシート宴会」はできなくなったことも申し添え。
掘れば処刑された人骨が出てくる南千住の「こつ商店街」から三ノ輪に向かうあたり、凶悪犯罪の多い足立区花畑団地周辺、生活保護地域は当然格安。やくざやクルド人が怖くなければ埼玉「川口」、いずれにしても大きな川を越えなければ無理だけどおすすめ物件がでてくるでてくる。
遊びにいくかもしれず、調べもせず「ここに住んでくれたらありがたい」的なマニアックな自分の好みもとりまぜながら無責任にイメージだけでイメージしていく(*^^)v
ちょうど来週韮崎にいく予定だし久しぶりに子供二人を医学部に入学させるためだけに働かされ、目的が達成されるとかあちゃんにポイ捨てされた、せっせと働いてきたアリさんマークのやつの話をきいてやろう。
彼は「婚活パーティー」に参加していた。
彼の「経歴書」をみたお相手の40代の女性はその「IBM」だの「森精機」、「SAMSUN」の文字をみて引いてしまって、食事をして終わりだった。
様子を聞いたあと「婚活パーティー」の多くはまず、女性側は運営会社に「さくら」で登録していてお小遣い(給料)をもらっているといわれていている人たちがいる。定年後のじじいがよほど資産家でもないかぎり40代の女性とご成婚に至ることはまずないが、会社としてはせっかく登録料や参加費を払ってくれているお客さんを目に見えるなんの成果もない状態で手ぶらで返すわけにもいかず、「お食事」にお付き合いする程度のことを「さくら」にさせる、これが実態だ、と彼にいってしまった。
「さくら」を見分ける方法としては、
- 友達と一緒に参加
- モテそうな若い女性
- 主催会社のスタッフと仲が良さそう らしい。
「いってしまった」というのは、せっかくの新たな良いご縁の成就を、彼のあわい希望をとりあげる、身もふたもないいいかただったから。
運営会社もこういうだろう(いわないか)。
「私どもはご結婚を望む方たちに夢を与える仕事をしております」と。そして「たとえおっしゃるとおりであるとしても」と。