ブックオフ「伊豆の国市」2024/10/29

行動開始。

熱海の西側の伊豆半島の付け根に「伊豆の国」市がある。

その西側は「沼津市」が西伊豆の北の海側をおさえている。20年前の平成の大合併で「沼津」が「戸田村」を併合している。ロシアのバルカン半島の併合を思わせる。だって、戸田は沼津ちゃうやろ?

住民にとっては「戸田村」よか「沼津」のほうが財政面で、また認知度が高いと、賛成したんだろうか。


「伊豆の国市」の下には「伊豆市」がある。

なんで歴史あるこの地域に身もふたもない、市名をつけるのだろう。しかもふたりそろって。「大仁市」、「修善寺市」、「天城市」、じゃいかんの?

きっと、各地の村議会やらで机を叩くもの、退席するもの、もめにもめて、それならこれでいくしかない、とやけになって投げやりで当たり障りのない名前に決まったのだろう。

いっそのこと伊豆半島みんなまとめて「伊豆市」にしたらどうね?


一日中激しい雨。

こんな日はブックオフやらカインズホーム、ファッションセンターしまむらなんかをみてまわる。

先日、中央線の荻窪駅前のブックオフをのぞいた。

広々としたお屋敷町がひかえ、井伏鱒二や将棋の大山名人の住んでいた土地柄でさぞ、文芸ものが充実していることだろうと期待していたが、結局購入したのは「ぶんこ六法トラの巻‣商法・会社法」、「東京超詳細地図ポケット版」、とおよそ無縁なおもしろみに欠けるラインナップとなった。「隠された十字架」(梅原猛)をいまさらながら。

「隠された十字架」は高校の時に親友の山中君がすでに読んでいて、法隆寺と聖徳太子な謎を熱く興奮しながら語ってくれたもので(太子と太子の一族の怨念を鎮めるためのお寺だと)、あらためて見てみると読み物とはいえないほどの重量級の大著だった。


今回、このブックオフには期待してなかった。

ところが、侮ってはいけない。

 

敬愛する、東海林さだおさんをはじめ、ミリタリーもの、そして古典芸能の「角川ソフィア文庫」などがずらっと並んでいる。

550円ものには悔しいけど背を向ける。

井沢元彦さんは週刊誌に連載していて読者にも愛されているようだけど、読みやすさ重視のくせがあって敬遠していた。

ただ、まず定価で購入する気はさらさらなく、とはいえいつまでも敬遠しているわけもいかず、のなかではブックオフもありかな、のチョイスとなった。

角川ソフィア文庫のコーナーには古事記から万葉集、伊勢物語、源氏物語、平家物語などなど、がずらーっと並んでいる。

中伊豆のブックオフには他店ではいちどもみかけたことのない古典シリーズが110円で勢ぞろいしている。

 

作成者: user

還暦を迎えてますます円熟味を増す、気ままわがまま、ききわけのないおやじ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください