全国からここに集められた若い隊員たちは猛訓練を受けたのち、鹿児島の特攻機基地から沖縄などに飛び立っていった。
今回、新たに(といっても2年前)展示された「震電」をみるために記念館に寄った。
もともと陸軍の基地で、海軍機である震電を展示するというのは珍しい。
震電が三菱や中島ではなく個性的な軍用機を開発した「九州飛行機」がB29撃墜のために戦争末期に開発した戦闘機であることがその理由であろう。
いまの渡辺自動車工業。
「ゴジラ-1.0」のために東宝が制作した原寸大のレプリカではあるけれど、細部に至るまでこだわってよく作りこまれている。
でかい、とにかくでかい。
主脚の長さだけでぼくと同じくらい。
なんでよく再現されているかわかるといえば、造形村の32分の1のサイズのモデルを持っているからだ。プラモデルでありながら1万円以上するキットだ。おそらくここを訪れる来館者で造形村を知っている人さえほとんどいないだろう。
エンジン、4門の30ミリ砲(ゼロ戦などは20ミリ)、弾倉まで可能な限り再現してある、オタクの中でもほとんど病気に近い人が手にする機体だ。
これはプレミアがついた価格。
敗戦直前の蓆田(むしろだ・いまの福岡空港)飛行場で8月2日にテスト飛行して終戦を迎えた。記念館のスタッフと長々と話し込んでしまった。
隣には南の島に残されたゼロ戦32型の世界に一機だけの実機もある。操縦席もそのままに。
翼の両端を切ったため、角張って航続距離が短くなり、ガダルカナルの戦いには不適とされた。
この基地と松本零士さんのおとうさん。
道の駅「うきは」で車中泊する。
その前に温泉へ立ち寄る。
あたりは温泉付きの別荘地のようだった。福岡の富裕層目当てなのだろうか。
アルカリ泉で肌が溶けていく(*^^)v
別府よりこっちのほうがいいかんじ、といったら妹に怒られそう。
いつも人と行動パターンが違うため、貸し切りとなった。
眼下になんちゃら平野が見渡せる。
このあたりはフルーツ王国でいまは柿とみかん一色、ではなく2色。
贈答用の富有柿は一個500円とかそれ以上のもある。
チープできしょく悪い人形たちを喜ぶ人がいるのだろうか。
MVPに決まった大谷の顔もつぶれてまるでクレヨンしんちゃん。
さて、明日土曜日、ようやく母の三回忌の法事でお寺へいく。
同窓会を水曜日あたりにしてくれんねと幹事にお願いしたけれど、まだまだ現役もいるし土曜日にしちゃんないといわれ(一方的に宣告され)、一週間まるまる熊本、福岡、大分のお遍路さんの旅となってしまった。
フルタイムで週5日勤務の友人がいるなかでぼくはなんて恵まれた現役だこと。