10連泊の旅も最終日。下松SAから富士山の麓の足柄SAへ午後1時に到着。
このまま富士山の天然水100リットル汲んでも余裕で東京へ帰着できるがそうはしない。
日曜日の午後だから、おきまりのなにより嫌う大渋滞がはじまる。
可能性がある。
いらついて運転するのがいちばん危険だからSA2連泊だけど、午前2時にでよう。
すっきりさわやかな晴天の下、パーキングは大混雑している。
いつも停める水汲み場のそばのゾーンは満車で少し離れた場所にしか駐車できない。
とにかくでかい日本一のSAで上りは大型177台、小型516合計700台からの駐車スペースがあって、端から端は見渡せない。
温泉「金時の湯」、コインランドリー、おきまりのありきたりの飲食店ゾーンのほかに、おでんコーナーつきのトラックドライバー向けのカジュアルな定食屋もあって、ほぼここでしばらく暮らせるのではないかと思えるほどだ。
女子トイレの数が「120」といったらわかりやすいだろう。
今回はじめて水場から離れたところに停めたもんだから、さてどうしたもんかと思案していたところ、施設のスタッフがSAの様子をチェックしていた。なぜチェックしていたのかはそのあとわかることになる。
水場に戻りたいんだけど、どうやったらいけるか聞いてみた。
わかりにくいのだけれど東京側の端っこに施設の裏側をぐるっと回る「戻りレーン」というのがあって、それで静岡側の端っこにいけます。とのことだった。
普通なら本線合流入口あたりに駐車場に戻るレーンがあって入口に引き返せるのだけどここにはない。
親切に「戻りレーン」の場所を教えてくれた。
このスタッフはどうみてもSAのスタッフには見えなかった。エンジニア風でネクスコ東日本かなんかの人ではないかと勘繰った。駐車場の様子を観察するのが仕事のように見えた。
駐車場からでようとする車が前に進まない。少しも進まない。
陽が傾きはじめても一向に進まない。
この先、何かがあったようだ。
戻りレーンにもいけず、このまま休んで目覚めてからにしよう。
これだった。
20キロからの渋滞が発生していた。
軽自動車の車線変更が原因のようだった。
休日の昼は高速道路をできるだけ走らないようにしている。
NーBoxなんかの軽自動車の運転が経験上とくに危険に見える。
街中でコンビニによるために2車線道路を突然右折で車線変更するようなことを高速でも見境なく同じようにやらかす。
だから、軽自動車がうろちょろしている道は敬遠している。
めちゃくちゃに追い越しまくる高級車には「はい、勝手に自分で事故ってクラッシュしてくださいね、ただ、ほかの車を巻き込むなよ」と眺めているがこれは意外に事故をしない。
みたところ3~4時間少しも動いてない。
本線への合流ができないからだろう。お気の毒に。
とにかくイオンのように広い敷地の出口から入口にもどる道はけものみちで乗用車が一台やっとこさ通行できるほど道幅が狭い。
このSAには何十年もお世話になっているが、これはいい。
ドッグランの横を抜け、EV専用のエリア、そして身障者用のゾーンの後ろの水汲み場にたどり着くようになっている。
深夜に走ると用賀のインターまで1時間、そして自宅まで30分で着いてしまう。
これからの厳冬期は富士山すばしり口の水汲み場は凍結してしまう。
スタッドレスタイヤはやめてしまったし、来月も伊豆の帰りにここでお世話になる。