
やくざ映画、任侠もの、八尾の浅吉さんの悪名シリーズ、兵隊やくざ、陸軍中野学校、日本統一、ミナミの帝王、あれこれかたっぱしから見てきた。だんだん「見てないやつ」が枯渇してくる。
そうするといきおい、忘れ去られて底に沈んだビデオ化されてないマニアックな作品にいきつく。
だんだん、ぼくも成れの果てになって、川底に沈んでいく。
この「底辺」感がまたいい。
「南千住」散策シリーズで感じたあのやすらぎ。
江戸末期の「毒婦」シリーズ三部作。ぼくらが中学生の頃の作品。
だめもとで探したら東映ビデオさんにいきついた。
「妖艶この上ない美貌と、天女のようなやわ肌」かどうかは知らんが、そんな妖艶この上ない美貌が復讐の鬼と化す。

なんと今年の2月に「妖艶な肉体と凄まじい大殺陣」がDVD化されているではないか!

だけど、1万780円だと。
しゃーない、あきらめるか。
アマゾンプライムで検索するもヒットせず、ほかもそう。
あきらめようとしていたまさにそのとき!

U-NEXTさんというマニアックな作品にも救いの手をさしのべているストリーミングサイトがあった。
しかも、登録すると「1か月無料」だとよ!
なんという太っ腹。

これで、父と弟を惨殺された娘の復讐の牙も、色仕掛けに仕込み太刀も思う存分楽しめる。
やくざ任侠映画も、高倉健あたりを頂点としてあとは下り坂だとしか思えない。
ちょうど、ゴジラが変化していって、シェーをしたり、ミニゴジラがでてきたり怪獣とのプロレスごっこになっていったように。
ゲゲゲの鬼太郎も怪しく悲しく奇怪だったのに、いつのまにか妖怪退治をする正義の味方になりさがった。
このころから日本の衰退がはじまった。
そんな中でも「ミナミの帝王」はよかった。法律を駆使し、原色のスーツ姿でさっそうとベンツを乗り回す姿に、板についた札束を数える姿にしびれた。でも、その後たけうっつぁんがぶくぶくになってしもうて、さらに千早ジュニアが続編を演じるに及んで、も終わったと思った。
「日本統一」もよかった。筋書きもシンプルでアクションのきれもいい。
いまひとつ、ビデオ化されているけど「買う」気にはならない作品がある。
「北京の55日」
清朝末期の日清戦争後に起きた義和団の乱を壮大なスケールで仕上げたもの。
このころの清朝は乱の鎮圧に動いた列強に食い物にされて、
そのたびに巨額の賠償金を課されますます弱体化していく。
西太合のときだよ。
wiki
「大きかった代償と列強の駐兵
[編集]この議定書は、列強国協議のもとで清朝に拒否を一切認めない形で認められ、首都北京を占領された清朝(西太后・李鴻章)はこれを呑まざるを得なかった。そのうちでも公使館周辺区域の警察権を列強国に引き渡したり、海岸から北京までの諸拠点に列強国の駐兵権を認めるといったものは、清朝領域内でその国権が否定され、列強国が統治する地域が生ずるものに他ならなかった。この状況は第二次世界大戦の終了まで事実上維持された。
義和団の乱の再発を列強国が恐れたための内容であるともいえる。清朝国内での警察権・駐兵権にとどまらず、排外団体結成禁止、地方官吏への排外団体取締りの厳命、それに背いた場合の罰則なども盛り込まれている。また、外国人殺害のあった市府の科挙受験禁止などは中国ならではの厳しい見せしめ政策であったといえよう。
賠償金4億5000万両のその後
[編集]北京議定書で清朝に定められた賠償金4億5000万両(利払いを含めると8億5000万両になる)という額は、年間予算1億両足らずであった当時の清朝には、まさに天文学的な要求であった。さらにその賠償金の支払い源も海関税など確実な収入を得られるものを差し押さえる形で規定されていた。
その後、清朝はこの支払いを履行したが、莫大な拠出はその後の改革(光緒新政)の施策を限定せざるを得ないこととなり、かつ侵略を防ぐためとして投資対象が軍備優先となったために、北洋軍の総帥である袁世凱の権勢をさらに増大させることとなった。また、改革遂行のためにさらに列強国や外国資本銀行の借款に頼り、外国への依存を更に強めることとなった。民衆へは税の増額という形で負担がのしかかり、さらに困窮にあえぐこととなり、清朝への不満が高まった。賠償金は1912年に清朝が滅亡した後も、清朝を引き継いだ国家とみなされた中華民国にそのまま負わされ、中央政権が軟弱な基盤しか持ちえなかった理由の一つとなった。
列強国も清朝や中華民国が賠償によって苦しむ姿を見て、国際社会の批判や自国の中国権益減少を恐れ、第一次世界大戦前後から賠償金の緩和をたびたび行った。特に20世紀初頭に中国接近の度を強めていたアメリカは、1908年に条件付きの減額に応じ、その減額分を米国に向けた留学生援助として、北京での留学予備校の設置と経営に充当させた。これが現在も北京にある清華大学である。
結局1938年までに6億5千万両が列強国に支払われ、ようやく賠償は終了した。」
トランプとの関税交渉で中国は一歩も引かず終始優位に交渉を進めたように見える。
世界の工場として世界中に製品を供給してきた中国は力をつけアメリカと対等に対峙できるようにまでになった。
もはや北京議定書の、1901年の中国ではない。
日本の車には15%、
いっぽう、カナダは35%、アメリカの自動車会社はカナダでつくってアメリカで売っている。
アメリカの自動車業界が激怒しているのはあたりまえ。
まして、いずれ円安が関税を帳消しにするだろう。
ふっかけておいてその場の気分でころころ下げる。
ブラジルなど気に食わない奴には50%で報復する。
その結果、アメリカの自動車産業は崩壊する。
トランプはニクソンとともに現代アメリカの史上最低の大統領として記憶されるだろう。
