
ご贔屓はと聞かれたら、迷わず八代目の尾上菊五郎、そして中村七之助のふたりを挙げたい。今回の「裏表先代萩」では菊五郎は善人と悪人、金目当てに主人を殺める下男小助、武家のお家を守る下女のお竹、そして事件の真相を暴き評定を下す細川勝元のひとり三役をこなす。
それを「器用」だなどという形容がふさわしくないのがよく見えた演目だった。

中村勘九郎。
舞台を縦横無尽に器用に立ち回るさまには敬意を表する。
なにより一所懸命だもん。
でも、なにかあの大泉洋と重なる。
「雑味」というべきものかな。
気品、たたずまい、存在感、というところでどうしても嫌味を感じてしまう。
さて、ところで、歌舞伎もいいのだが、とにかく上演時間が長い。
昼の部は11時開演で、途中お昼をはさむとはいえ、終演は午後3時半だよ。

座席は窮屈でいつも満席、お隣はたいていおばさま、エコノミークラスでの4時間半のフライト。
ギエロン星獣のようなアメリカ人のおばさまはどうするのだろう。

演目の途中、あぁ、ここでビール飲めたら、夢で逢えたら、どんなにかいいだろうと再三再四思う。
そんなあなたのために、演目を選んで一幕ごとに観劇できる「一幕見席」というのが歌舞伎座には用意されている。
入り口も別になっていて、外国人たちの姿が目立つ。

入場料も、タクシーのように設定されており、
本日の場合、「廓三番叟」だけだと、17分の演目で「初乗り1,000円」となる。夜間割り増し料金はないようだ。
いつもの3階席は5,000円だから、この演目で4時間はきちーというときはこのアラカルトもいいかもしれない。
「大詰」は歌舞伎からきているのだろうか。
容疑者を尋問するシーンは遠山の金さんを彷彿とさせる。


中国人をあまり見かけなくなった銀座は、ごめんなさいだけど、歩きやすくなった。
習近平さん、ありがとう。
また、大挙してやってきたら、高市さんに台湾海峡がなんちゃらと、ぶちまかしてもらおう。
東南アジアや韓国の人たちは気にならないのになんでかなぁ。
大声でしゃべって騒がしく、がさつで、
じゃぁ、なにわのおばちゃんはどうなん?