築41年になる自宅の建て替えを検討する。親から引き継いだ家を子供たちに引き継ぐ資産のリレー。あてのない旅にうつつを抜かす流浪のおやじではあるが、まじめに考えていたりする。
ミサワホームのばあい
まず、ミサワホームのばあい
直下型地震、震度7に2度直撃された先輩の熊本の家が地震にびくともしなかったことを目の当たりにしてまず検討することにした。敷地に亀裂が入っているにもかかわらず躯体に損傷はなかったことに衝撃をうけたからだ。
ミサワホームといえば15年前の2003年に経営破綻している。
鉄骨系メーカーに対抗し、もともと原価の安いパネル工法を採用して安売りからスタートしている。
坪単価25万というリミテッド25という商品を投入し、結果大幅に利益を落とし経営破綻。
三澤千代治が経営から手を引くかわりに、スポンサーをトヨタが引き受け再生した経緯がある。そのさい住友林業に優秀な設計士を引き抜かれた。関連30社ととも産業再生機構の支援のもと再生することとなった。
「蔵のある家」は魅力的だが、「リビングの吹き抜けが落ち着かない」、「のっぺらぼうの外観」など手厳しい意見もある。
耐震性能も鉄骨構造などにかなうはずもなく、ヘーベルハウス、セキスイハウス、住友林業など耐震等級3に及ばない。
断熱性能についても10位程度と高くはない。