家の建て替え~②旭化成ヘーベルハウス-3

評判のいい地元工務店であっても、リフォームが主体で木造の小さな戸建て住宅が専門の業者がほとんど。あてにしていた工務店は戸建て住宅年間竣工実績は1件のみだった。まして鉄骨構造となると限られる。そして3度目のヘーベルハウスに異常接近してみる。

 

理由:

 

①鉄骨。入念な地質調査の上2階建てであっても地盤補強工事をする。地盤の弱い層があれば地下10mまで杭を打ち込む。おいおいそこまでやるかとあきれるほどだ。柱で強度を得る工法(ツーバイフォーのような)ではない。

 

②柱の少ない鉄骨構造ゆえ将来の家族構成の変化などのさいの間取りの変更ができる。おじいが亡くなり(わが生涯の友「一番搾り」の飲みすぎによる)、「がん家系だからまもなく死ぬと騒いでいる」おばあが亡くなり(上記順不同)息子が結婚したり(可能性はきわめて低い)、娘夫婦が孫とともに住みたいといいだす(なんともいえない・どっちでもよい)ときに建て替えをしなくてもよい。

 

③賃貸部分が「アパート」ではなく「マンション」のくくりとなり入居者の募集に有利。(いまどきはネット検索が主流で「条件:マンション」での登録が可能)その実態は「アパートふうなんちゃってマンション」だとしても。

 

④基礎地盤工事などは別として木造建築との価格差があまりない。これは意外だった。M社が「木造にしては高い」ということなのか坪単価の建築費、つまり本体工事費はほぼ同じ。

 

⑤アパートローン金利差がM社比でマイナス0.9%と無視できないレベル。

 

⑥旭化成の担当者が建築や融資、税金など家にまつわるこまごまとしたことまでよく勉強している。その知識をどや顔でひけらかすことなく、さりげなくアドバイスしてくれる。相談すればするほど信頼感がます。結婚するならこんな人を選べばいい。

 

⑦建築中の現場でヘーベル板の耐火テストや鉄骨むきだしの構造体、断熱材を視察する。火山岩の垢すり用の軽石のような発砲コンクリート。あらためてこの会社が化学、建材メーカーであることを実感する。モデルハウスは「お化粧後の」顔で外見中心。中身のいい悪いの判断ができない。女性とおなじとひとりでうなずく。きゃしゃで見た目小ぎれいにしているのか顔はともかく足が太くて健康なのか、厚化粧で化けの皮がすぐに剥がれるタイプなのか。

 


問題点:

 

①鉄骨構造のためいくぶん部屋が狭くなる。クローゼットはあるものの窮屈。収納スペースがなく自分の部屋の大きな机や戦闘機たちをどうしたもんかと不安になり夜ごとうなされる。モデルルームでは象🐘が暮らしているようだが、、、

 

②3F建は「全戸南向きの実現」、「駐車場3台分確保」の殺し文句にきらきら°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°こころときめくが柱が「重量鉄骨」となり2階建ての「軽量鉄骨」4本分に相当する太さの鉄骨を使用するため、工事費が大きくかさむ。かさむぶんだけ気持ちもどよーん😢としぼむ。

 


 

駐車場について:

 

若者の車離れは顕著で、東京近郊の私鉄の最寄り駅から10分程度であればこだわることはないという。独身者で1ルームを借りながら車を持つ、という人は少ない。お金がかかるからね。すぐそばの幹線道路が都市計画の拡張工事中で電柱を地下埋設中。あの醜く邪魔な電柱はこの世からすべてなくしてほしい。欧州旅行などから帰国していちばんがっかりするのが日本の都市のたこ足電柱の景観。住みやすい住環境になる予定。

 

賃貸3LDKについて:

 

需要はあるが供給が少なく有利。近隣は1ルームタイプがじゃかすか建築中でこんなに建てて大丈夫かと心配になる。1ルームタイプは差別化が必要。

 

ハウスメーカーのセールスマンについて

 

「消費税の経過措置の期限である2019年3月までに契約することにこだわっていない。じっくり検討する」と伝えて「わかりました。ごゆっくりお選びください。」と笑顔で返すセールスマンを選ぶ。(心の中では笑っていないが)

 

「他社の手がける家」をけなす、貶める、あげつらう担当者は信頼しない。各社それぞれ持てる技術やマンパワーで「命がけで資材・材料を研究し、デザイン、設計し、お客に喜んでもらえるよう売り込み、お客の無理難題に応えようとし、建築施工に万全を図っている」と思う。とはいいつつ「他社の家をけなす担当者」をけなしているわたし。

 

車の運転と同じく「あおる営業、追い込む営業をするメーカーとは」距離を置く。ドライブレコーダーつけて録画する(笑)

 

ハウスメーカー選びはつまるところメーカーのつくる家と担当のセールスマンへの信頼にかかっている。


もうすぐ忠臣蔵。「大石蔵のある家」か「練馬大根のような足をしたたくましく働き者の家」か。大手は高いが在来工法の無垢材を使用し組み上げた日本建築はもっと手が届かないこともわかった。

2018.12.2

作成者: user

還暦を迎えてますます円熟味を増す、気ままわがまま、ききわけのないおやじ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください