道の駅30 白州 南アルプス天然水の駅 2019.1.22 料理・炊飯用水の採取
伊豆・禁断症状がでる。枕元で伊東や下田がおいでおいでしている。鯵や金目鯛が夢で舞い踊る。
伊東までは120キロほど、平日だと東名小田原厚木道路経由で2時間半ほどでつく。思い立てばすぐにいける。
「伊東マリンタウン」は施設が充実しているもののいついっても混んでいて、あまり近寄らなかった。
休日だとデパ地下なみに混み、駐車場もすぐには停められないため、これまでお土産を買い忘れたときくらいしか寄らなかった。
ところが、地元資本の寿司屋「伊豆太郎」をはじめ食事処もぎゅっと詰まっていて、さらに朝5時から入浴できる(6時ではなく)温泉施設(しかも10時までは半額の540円)、6時からの朝食コーナーも併設され、早朝徘徊が命のおやじにとって魅力的なあなどれない道の駅だということがわかった。
イメージ駅長の「まりにゃん」 右足を引いてポーズをとってくれる。スタッフさんといっしょ。
「伊豆太郎」の「ぶったたき漁師丼」というぶっそうな鯵のたたき丼は数量限定の1580円。
ほどよい酢飯に鯵のたたきが山盛りにしかも押しつけて敷き詰められ、ほかの店のものの2倍はゆうにあろうか。
おやじの鯵遍歴から関アジなどは別として鯵は日本海のものより黒潮あらう伊豆産が優れていると思う。主役の鯵、脇役にしらすと桜エビ、特別出演の大御所の金目鯛がいてくれればほかはなんもいらない。伊豆に来てイクラやサーモン注文している人の気が知れない。人の好みはひとそれぞれでとやかくいうものではないがとやかくいいたい。
伊豆は玄関口の熱海、そして伊東までがごちゃごちゃ混雑していて、そこから南に下るにつれて伊豆らしいひなびてゆったりした「ぼくの夏休み」の田舎になる。
正確にいうと伊豆高原の赤沢DHCの温泉施設をすぎたあたりからが伊豆のはじまりだ。
熱川、稲取、今井浜、河津、、、そして私の聖域の首都下田と石廊崎周辺、西伊豆全域が私の世界遺産指定地域。
河津では気の早い河津桜🌸のお祭りが2月11日から始まっている。はかなげなソメイヨシノの薄く淡い桜色と違い、早咲きを訴えたいらしく梅っぽくあざやかだ。
せっかちもん同士、仲良くしようや。
海岸線を縫うように走る135号線はカーブとアップダウンの連続でときおりぱっと広がる海岸の景色がいい。
ごていねいに案内図まで用意してある。
本日の目的地下田に向かう。
子どもたちを毎年連れて行った下田の白浜海岸。まっ白な砂浜と透きとおった海水浴場。下田はもうすぐ。2019.2.12
「ペリー提督」がお出迎えしてくれる。平和に暮らしていた江戸幕府や人々を大混乱に陥れた張本人。描かれた肖像画はまるで野獣だ。それがきっかけで幕府が倒れ以降列強からの祖国防衛戦争の名のもとに破滅するまで戦争に突き進むことになったことを考えると「黒船祭」なんてパレードしてる場合じゃないのだが、観光資源として売り物にしようということなのだろう。
日本のことをあからさまに「未開」「半未開」と見下し、幕府を恫喝し、静かな下田の街を300人の正装した軍楽隊が未開民族の町をパレードしたという。未開民族の目には「友好」ではなく「威圧」に映ったはずだ。
それでも今年もやるのか、、
今回の旅は愛車のサブバッテリーの性能評価もかねている。2晩エアヒータを使ったとき、バッテリー残量がどれくらいになるかというテストをしてみた。温度設定は温暖な伊豆ゆえ「最弱」で十分で8時間2晩の使用した結果、電圧も下がらず13.2V、残量はなお8割くらいを示している。冬場の北海道旅行もこれならいける。