建築業者が決定しました。消費税の8%が適用できる経過措置の期限である3月にすべり込みで契約しました。熱心に相談にのってくださった各社の担当の方たちにお礼を申し上げます。
巨大都市東京では毎日どこかで家の建て替えが行われていて、同時に同じ数だけ仮住まいのための引っ越しに悩む人たちがいるために仮住まいのためのサービスを専門にやっている業者があるんですね。
いまでは街の、駅前の不動産屋さんではなく、ネットで探す時代です。
6か月に及ぶ建て替えによる仮住まいに私たちが求めている条件は自宅周辺の3LDKで、しかもにゃんねこ2匹、駐車場つき。
ネットで下調べをしたうえで「いい部屋ネット」練馬石神井支店で物件を探してもらいましたが、10件ほどしかヒットしないし、よさげな物件に問い合わせてもわしら短期入居組は門前払いされました。もともといい部屋さんは若夫婦世帯をターゲットにし事業展開をしているためにやっぱりねという結果になりました。
しかも希望する条件に「ねこ2匹」「車2台」「おくさんふたり」と伝えたのがいけなかったのでしょう、「墓穴堀りのハタボー」の悪癖がでて担当の若すぎるまじめそうなおねえさんの地獄に落ちろの冷たい視線を受けつつ店をあとにしました。
このままいき場のない「家なき子」になるのではと不安になり路頭に迷いとぼとぼ歩く老夫婦家族3人と老猫2匹の姿が脳裏をよぎります。
同時にネットで問合せしていた「リロの仮住まい」より、紹介物件のPDFがメールで届きました。おあつらえむきの物件があったために電話するといま営業の者がお宅の近くにおりますので、お部屋をご覧になりませんか、といわれ「いい部屋がなかったネット」からの帰り道、物件の玄関で待ち合わせすることになりました。
自宅から700メートル、徒歩8分ほどの閑静な住宅街で駐車場つき、懸念されたねこ2匹OK、おくさんふたりは不可、きれいにリフォームされキッチン、バス、トイレも新品に交換してあってピカピカ、孫つきの娘夫婦の住むマンション至近、家賃も手ごろ、おまけにピアノも置けるとあってほぼ条件はクリアーしています。
きれいに使わないといけませんね、ばば猫にゃんにも言い聞かせます。(大家さんが一番嫌うのが「ウサギ」だそうです。)
ほっとして帰宅すると、「リロ」さんから物件資料が「速達」で届いていました。
昨年初秋にリロ・バケーションズ軽井沢のリゾート施設でお世話になったことがありました。安曇野のちひろ美術館に寄ったときです。
そのときリロ・グループのことを調べて、企業の福利厚生や従業員の転勤転居留守宅管理のお世話など手広くやっていることを知りました。
たかが「速達」ではないか、といわれるかもしれませんが、それは違います。
私は仮住まい探しに焦っていました。連休明けには再び北九州の別宅にいくことになっていました。のんびり探している余裕はなく、あせっていたのです。だから、この「速達」の文字は落ちつかなかった私の気持ちによりそってくれ、ずいぶんと頼もしく、乱れた心をおだやかにさせてくれました。
とにかくやることが早い。すぐに動く。明日ではなく、今日これからいかがですか?という。
「速達」はその企業のお客さんと向き合って取り組む姿勢をあらわしていると思います。
その姿勢が「速達」を選ぶんだと思います。その姿勢が従業員みんなに浸透したときその会社は必ず顧客の支持を得ます。
大企業はその社員が「自分の会社は大手だから大丈夫だ」と思った時からほころびはじめます。
それにひきかえはたぼーの現役時代はそれはもうもたもた、忙しいふりをしながらうだうだお役所仕事をしていたんだなと気づくのです。
伸びる企業ってこんな感じなんだろうなと感じ入りました。2019.4.29
実家の牡丹。私は緋牡丹お竜の方が好きですが。