3日前に封切り。
これぞエンタメ、キャストの個性がきらめく娯楽映画!
なにより賀来賢人の演ずる三橋の表情豊かなハチャメチャぶりがいい。
淡い茶色の目をした橋本環奈は存在そのものがもともと漫画チックで今回のヤンキーぶりも見どころだった。
オールナイトニッポンのDJぶりを聴いていて、台本なしでも一日中しゃべっていられる、根っからのあきれるほどのおしゃべりな子だ。
全編にわたりひとときもだれることなく物語はエッジの効いたキャストとともにテンポよく展開し、工場での最終対決のクライマックスにもっていく。
口直しにろくでもない教師や両親をかませ緊張感にスパイスをそえる小技も冴えわたり見事というほかない。
コロナのもやもやも吹っ飛んだ。
映画館などいってはいけない、控えるえるべきだといわれてはいるがこの作品の封切りを待っていた。
吸い込まれた今年初めてのシアターは月曜日とあって8人ほどの客で超ソーシャルディスタンス。
清野菜名がよかった。
賀来賢人の猛獣使い役。モデルでありながら清楚さを持ったキレのいい本場仕込みのアクションにうっとり。生田斗真の奥さんなんだね。
「パラサイト」もよかったが映画の原点は痛快アクションの娯楽映画だと再認識させるに十分すぎる映画だった。
2020/7/20 池袋シアターHUMAX