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道の駅67 伊豆ゲートウェイ函南 2020/6/27

道の駅 「伊豆のへそ」修善寺 を下見する。

ここは、このへんの特産品である「いちご」で攻めている。いちご一色。

いちごは富士山の麓で苗を育て、クリスマスの需要期になると温暖な伊豆にもってきて植え替えられる。

すると何も知らない純真で無垢ないちごさんは春が来たと勘違いし、可憐な実をつける。

田舎の貧しい農家の娘がいちご手配師に、いいとこで働ける、おいしいものを食べていいおべべを着せてもらえるとだまされ売られていく。

そして、人身売買は禁止のはずが吉原花魁のショーケースに飾られよだれをたらした客に買われていく。

しかし、待てよ。

一粒一粒ごとに大切に、主役となって、お姫様になって売られていくんならいちご冥利に尽きるしあわせな人生であろう。


女子たちはざわつき目を丸くし、「おいひそー」とかいって歓声をあげてとびつく。

女子たちだけが飛びつくのかと思っていたが若者の間でスイーツ男子が増殖しているという。

新橋や有楽町のガード下で焼き鳥で焼酎で語り合うのではなく、男どうしがパーラーでパフェとかでお茶する。

寒気がするほど気色悪い。

店内は、いちご、いちご、いちご、みんないちごのいちごワールド。

これが人気。

わしゃ、世の中から甘いもんがなくなってもなんちゃこまらん。

アイスクリームもきんつばも、あんこも、桜餅もおはぎもなくなってもいいが、ビールがなくなったら本当に困る。生きていく気力を失うし失恋よりもきついかもしれない。

いちごといちごいちえの出会い。

さんざん冷やかしたあげく何も買わずに店を出る。


そして、本日のお立ちより先、

道の駅「伊豆ゲートウエイ」へ向かう。

最近山手線の新駅「高輪ゲートウェイ」が開業したが、おそらくそのネーミングは

ここのパクリであろう。


まさに中伊豆の玄関口三島の南、函南にある。

本日いましがたリニア新幹線の2027年開業に向けた南アルプスのトンネル工事の着工をめぐりJR東海の社長と静岡県知事の会見が行われ、会見の様子をラジオは伝える。


大井川水系枯渇の可能性のある南アルプスのトンネル工事について川勝知事は明確に反対している。

対照的によくこれで社長が務まるなと思ってしまう頼りなくしまりのないJRの社長。官僚上がりだろうか。

「仁義なき戦い」ではないが神輿に乗せられている組長は泣き虫で頼りないくらいでちょうどいいのかもしれない。

リニアのルート


静岡県はかつて東海道本線丹那トンネル工事による丹那盆地の水枯れを経験している。

函南盆地の豊富な湧き水が枯渇し水田やわさびの栽培ができなくなって酪農地への転換を余儀なくされた。1本のトンネルのために生活、産業までも変えてしまうほどの環境破壊を受けた経験をもつ。

そのため流域10市町がJR金子社長からの面会要請を拒否している。

決して静岡県のエゴではない。リニア開業と引き換えに後世に取り返しのつかない環境破壊をもたらす可能性がある。


社長の「掘ってみないとわからない」的なニュアンスの口ぶりに唖然とするが実際トンネル屋の熊谷組だろうと間組であろうと掘ってみないとわからないはずだ。

掘り進んでいくうちに水脈にぶちあたり、しかたないこれを避けて掘ろうなんてできるはずがない。なにしろ時速600キロで走るリニアだ。

予定通り開業できないと損害賠償がどうのこうの、国家プロジェクトであり、とか国をバックにした大企業の傲慢さがにじむ。

大好きな伊豆や毎朝大切にいただいている牧の原で栽培されているお茶を失いたくない、と思う。そのために白州の南アルプスの天然水を汲みにかよっているのだ。


知事は社長に牧の原の緑茶を大井川水系の水で淹れて差し出した。

牧の原は440万石だった徳川幕府崩壊後江戸から70万石の駿河藩の領地に戻った幕臣たちが農民となって荒れ地を切り開いて苦労してお茶畑にしたものだ。

その苦労をしのびながら緑茶の美しい緑を愛でる。


道の駅には「かねふく」の見学ができるめんたい工場が隣接していおり、にぎわっている。氷川きよしが迎えてくれる。


博多めんたい一色。



館内の熱気に押されて「できたてめんたいおにぎり」を購入。

かんじんのごはんがぼそぼそでせっかくのできたてめんたいが台無し。

明太は専門でもごはんのことは疎いらしい。


次回は天城へいこう。

わさび、しいたけ、清らかな水、、、

平成元年12月にオープンしたばかりの道の駅「月ヶ瀬」

道の駅月ヶ瀬

川蟹料理があるぞ。

「ズガニ」という。

もずくがに、上海ガニの仲間のような。

なにもうどんにいれなくても、、、

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道の駅66 伊東マリンタウン 2020/6/26

県をまたぐ外出はやめてくれ指示が解除されようやく伊豆へやってくることができた。

道の駅に併設されている温泉施設は早朝5時オープンで涙ものだ。4時に目覚め、海岸を散歩してクルーザーを品定めして見て歩く。どれも個性的な艇でオーナーの性格や趣向が見て取れる。

これは「釣り専用」、これは「見栄のみ見せびらかせ」タイプ、「愛人にささげる」系、純粋にクルージングを楽しむための「加山雄三」タイプ。「税金払うくらいならクルーザー買って節税しよう」系。

開店とともに湯に浸かり朝日をながめる至福の時間。食堂も朝6時からで身離れのいいあじの特大干物定食が710円でいただける。お風呂は早朝割引で600円。


地元の漁師さんらしきお年寄りのご常連さんたちが温泉のドアが開くのを待ちながら駐車場の車に目をやり不安げに話している。

「東京やらの車が多くなった。まだ収まってないだにぃ。」

洗い場はひとつおきの使用で地元はまだピリピリしていて、おみやげやさんも商売あがったりの様子。

伊豆半島はまるごと観光地で旅館、ホテル、民宿、おみやげやさんなどはまるまる3カ月以上収入を絶たれている。

こんなことははじめてだ。



うちの近所の「貫井浴場」の銭湯の入浴料金はいつのまにかじりじり値上がりを続け470円もする。それでも午後3時には開店を待ちきれず扉の前にはご近所のじじばばが大集結している。じじばばが大集結しても浴場側にとってこの470円は経営上ぎりぎりの価格設定かもしれない。じじばばはそんなに急がなくてももうすぐ「極楽」にいける。


銭湯大好き男だった。あの湯気と開放感、そしてよたったじじいがどざえもんのように、木場の丸太のようにぷかぷか浮いている湯ぶねが好きだった。びりびりしびれる電気風呂、ラドンだかモスラだか知らんがガラスで隔離された放射線の湯もある。南光スイミングスクールに通っていた息子をつれて二人して真っ赤になって江戸っ子よろしくやせ我慢大会のように浸かっていたものだ。


でも、この470円はもったいない、もういいやと思うようになった。

スポーツクラブ「ルネサンス」でいつでも会員になっていつでもサウナ付きの大浴場に入れるようになったことが銭湯を私から遠ざけてしまった。でも、温泉は銭湯とは違う。しみじみ疲れがとれる。疲れてなくても癒される。極楽感が違う。


 

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2020年 最新冷風扇 卓上冷風機 USB給電

Amazonで「だめもと」買い。

 

冷風扇

扇風機の前に濡れたタオルを置くとひんやりしますね。

あの、気化熱の原理。

3,899円

Amazonベストセラー1位


なんかドン・キホーテにいって店の雰囲気にのまれて衝動買いしてしまいそうなジャンク品。

学研の「科学と学習」の付録のようないかにもチープなつくり。

USB給電でわずか4Wの消費電力だからモバイルバッテリーで十分。

ペットボトル1本分の水をタンクに注ぐとそれをおしめみたいなひだひだが水を吸い上げ、

秋葉原で売っているパソコンケース用の冷却ファン(まさにそのものずばり)で後ろから風を送る。

すると冷え冷えの風が、

たよりなくでてくるというもの。

説明書には「図書館と同じくらいの静けさ」とあるが、音が気になって勉強ができないかも。

fan

徳永英明の「壊れかけのRadio」のような「壊れかけの扇風機」。


ここから氷を入れるとさらに涼しいという。

早い話が水冷式冷却ファン。

卓上で利用すれば掘っ立て小屋のつくりながらそこそこひんやりして気持ちがいい。しかもこの4Wの消費電力はなにより車中泊には魅力だ。ミニ扇風機だと17Wほどだったかな。


2年前の真夏の鹿児島の牛牧場のそばにある道の駅での車中泊は過酷であった。

あの牧場の堆肥のふくよかな香りと蠅の攻撃で昼夜エアコンつけっぱなしを余儀なくされ、地球環境破壊とガソリンの浪費をしていた。


コロナによる県外外出自粛令が解除され、ようやく我に返るときがきた!

2020/6/20

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Comme D’habitude コム ダビチュード(My Way原曲)

もっと歌が上手に歌えたら、楽器を奏でることができていたら違う人生になっていたかもしれない。とくに歌は人生を豊かにしてくれるすばらしい伴侶ですね。


B-TBSの番組で「コム ダビチュード」の誕生からフランク・シナトラに「My Way」として受け継がれるまでの変遷を特集をしていて見入ってしまった。

私たちはフランク・シナトラのマイウェイで育ってきたが原曲はこのクロード・フランソワの作品だった。


それをポール・アンカが引退を決心したシナトラのために英語の詩をつけた。

人生を自分の信じる道を、裏道(byway)であったかもしれないが多少の後悔はあるけれど堂々と生きてきたという歌詞をこれまた堂々と歌い上げるという鼻持ちならぬいやみな曲で当のフランク・シナトラでさえ歌うのをいやがったという。


ところが原曲の詩はそんな堂々としたものじゃなくどこかゆるい。「ボラーレ」のカンターレやマンジャーレ、それがどうしたの、ねじのゆるんだような詩のように。

このおおげさな曲で「歌い上げる」ような詩ではない。

美しいブルーの瞳のフランソワ。ソフィーマルソーの「ラ・ブーム」で彼女のボーイフレンド役の男の子の青く透き通った瞳を思い出した。




Comme D’habitude コム ダビチュード

「いつものように」

クロード・フランソワは世界にデビューしようとしていた矢先に39歳で事故死してしまう。

2010/6/17

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「R」と「K」に

 

 

そんなに早く大きくならなくていいよ。

いたずらしたとき怒れなくなるから。

だっこしたりミルクをあげれなくなるから。

やわらかい雪見だいふくみたいなふわふわほっぺをつつきたいから。

公園に散歩にいったとき毛虫や鉄棒やブランコで遊べなくなるから。


そんなに急いで大きくならなくていいよ。

生まれたときにあんなにちっちゃかったあかちゃんが日に日に大きくなっていくのをうれしくながめていたいから。

笑いながらわけのわからないことばをずっとしゃべっていてほしいから。

パパが「ただいま」って疲れて帰ってきたときに全速力で玄関にお迎えにいかなくなるから。

庭のプールに入れなくなってしまうから。


そんなにりっぱな人にならなくていいよ。

ぱぱやままのいうこともきかなくてもいいよ。

東京のじいじやばあばのいうこともきかなくてもいいよ。

ちょこまかうろうろへんなことばかりやってきたから。

「おじいちゃん」ではなくずっとこのまま「じいじ」と呼んでいてほしいから。

ごみ箱の中に住んでいるじいじをさがしてもらいたいから。


じいじをさがせ


2020/6/15

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古地図めぐり「江戸から東京へ」

興味は幕末から明治へ。

その後どうなったかを知りたくなるのは自然の成り行きで「愛する人」をより知りたくなる過程と似ている。

そう、「江戸を愛しちゃた」の。

病気めいてきたが恋路はだれにも止められない。

おいらの師匠さんである東京シティーボランティアガイド下町グループの加藤リーダーはテレビ東京の朝の番組にガイドとして登場、番組は来週15日に放送される。

この人も重度の病気である。「重篤」といってもいい。江戸ウィルスに感染してしまっている。ワクチンはない。


今日は明治の本郷を散歩してみましょうね。明治4年版。

当時は諸大名、旗本御家人が江戸を離れ国元に帰り、130万人の世界最大の都市だった江戸の人口が58万人と半減していた。町の7割が武家地であったことから町民たちの生活もさぞ苦しいものであったろう。

さて、東京大学の北に「根津神社」がある。

神社の門前には遊郭があったそうだ。「吉原、品川に次いで繁盛していた」という。

ところが東京大学が明治10年に本郷にやってくると、「風紀上好ましくない」との理由で廃止され、深川区洲崎に移転した。


洲崎といえば、ほれあの歌川広重の鷲が流れていく棺桶を眺める名所江戸百景「深川洲崎十万坪」を思い出す。

ごみや大地震ででたがれきの処分場だったとこ。つまり、移転先に悪所が選ばれた。


洲崎の遊郭といえば名匠溝口健二監督の遺作となった映画「赤線地帯」(1956年)が思い浮かぶ。

「洲崎パラダイス」という遊郭街の特殊飲食店「夢の里」が舞台で、若尾文子や京マチ子たち娼婦がそれぞれ事情をかかえつつもたくましく生きるものの売春禁止法でゆれる時代の流れに翻弄される姿を描いている。

若尾文子は仲間の娼婦に金を貸してお金を貯め、病気で働けないだんなに代わり家計を支える小暮美千代、不良の家出娘の京マチ子、、、

容赦なく仲間に貸した金を取り立てる若尾文子と不良娘が板についている京マチ子の演技が光っていた。

溝口監督も歌川広重と同様、その時代の景色、社会情勢、風俗の瞬間(一瞬といってもいい)を切り取っている。


溝口作品のことを話し出したらとまらんようになるからやめる。

一枚の地図からあれやこれや連鎖反応を起こしややこしくなる。だれか止めてぇー

2020/6/12

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プール開き 2020/6/10


二人目の孫が生まれた。

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大のさなかの最新型の子供の誕生だ。

まもなく2歳となる1号コードネーム「R」はおにいちゃんとなった。

 

おにいちゃんの自覚はまだなく、

インディアンのお祭りような意味不明の雄たけびを発しながら全力で家の中を走り回っている。


アイランド型のキッチンのまわりをきのうは「7周した」とばあばはあきれ顔で証言している。

プール開きの目的はきゃつを「疲れさせる」ためで、疲れさせて爆睡の昼寝に持ち込み、ママを怪獣から解放するための作戦だ。


リモコンや電源タップとかのスイッチとボタンとか「さわってほしくない」ものに異様に興味を示し、ポチッをやらかす。

秒殺というのだろうか、「あっ」と気がついたときには電源が落ちている。

毎日「押すもの」を探して暮らしているが、はっきり言えるのは、

「親たちがやってほしくないことをきゃつは知っていてやっている」ということだ。

「やっちまったとき」にじいじの顔を見上げてニヤリとするのがその動かぬ証拠だ。

だからきゃつの目がどこにロックオンしたかをすぐさま察知することが大切。


2号のコードネームは「K」といい、猫のようにすやすやことこと寝ている。

すくすく元気に育ってほしい。

男ん子が生まれたと聞いたときすぐさま思ったのは、

「これから鶏のから揚げをつくるときは1キロじゃ足らんだろうなぁ」ということだった。

「大食い早食い選手権」、「仁義なき戦い」「暴力戦隊ゴレンジャー」が脳裏をかすめた。


近所に建売の物件がでた。

土地17坪で駐車場にでもするのだろうかと思っていたところに

なんと家を建てようとしている!

環八に面しており建蔽率が70%だからできたんだね。

しかし、4880万円!

建坪が25.54坪、建築費が1坪当たり80万円として2043万円。

すると土地代は2837万円、土地は坪当たり162万円と試算される。最寄り駅から徒歩7分の角地の狭小物件とはいえ土地代、建築費ともに割高ですね。

それがすぐに売れてしまうのが東京の恐ろしさ!

 

 

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勝沼「日本ワイン」

山梨の「戸田酒販」には甲州の一升瓶ワインがずらりと揃っていて壮観。地元で栽培したぶどうでつくる「日本ワイン」。

濃縮果汁を輸入して醸造したワインは卒業して、この一升瓶路線でいくことにした。

高級ワインなどわしの足軽の身分では分不相応で、750mlの標準サイズで1本1500円を超えるといじましい葛藤がはじまり、かごに入れるのに「度胸」が必要となる。


勝沼の代表的なぶどうの品種「甲州」は科学的な分析によってペルシャあたりの由来であると証明されている。はるばるシルクロードを経由して持ち込まれたことを思うと不思議な気持ちになる。

錦城マスカットベリーAは2,530円、御葡萄酒ロゼは1.5ℓで1,550円のお気軽ワイン。

この「マスカットベリーA」というぶどうの品種はそのまま食べてもよい「マスカット」と「ベーリー」というワイン用のぶどうを交配させてつくった日本生まれの品種。和食といちばん相性がいいのだそうな。「A」の意味はわからん。

錦城葡萄酒はもともと地元の農家のために葡萄酒をつくっていたということで醸造所もワイナリーというより農協の倉庫のようなつくりだ。おやじはこんなかざりのない小さな店や工場が好きだ。


ちょうど赤い宝石のようなサクランボの最盛期だった。

今回はガーデニングの材料の下見をした。

いつのまにか長坂の「Jマート」が「綿半」にかわっていた。

レンガいじりをするのだ。レンガブロックでガーデニング。一個73円。

上は3色ミックス。下がベルギーレンガ。ほかにも石だブロックだ植木鉢だ柵だいろいろあって楽しい。


レンガいじりは高校1年の時に小遣い稼ぎに立ちんぼのアルバイトして八幡製鉄所の溶鉱炉のレンガ積みをして以来だ。

いなかにいくと東京にはないホームセンターの親分みたいなメガ店舗があって、「いじりたい」系のおやじの心をくすぐる。

これをパクろうかと思っている。

何個必要か考えていたらいやになった、、、

秋口にでもとりかかろう。

2020/6/5     「道の駅こぶちさわー65」

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嘆きのピエタ 受難のあさり

ミケランジェロ

ピエタ像とは「聖母子像のうち、死んで十字架から降ろされたキリストを抱く母マリア(聖母マリア)の彫刻や絵の事を指す」Wiki


人には生まれつき相反する矛盾した気持ちがある、相容れない感情がある。

「かわいそうだ」というやさしい思いと「かまうこたねぇやっちまえ」という残虐な本能と。


いつものように割烹着着て近所のピーコックストアに夕食の食材探しにでかけた。

その日のお買い得品と新鮮な魚介類をチェックする。

暑くなってきた梅雨入り前の東京、ギョウザでスタミナをつけよう。そしてみそ汁の具は、、、

すると、おやじの目が熊本産のあさりにロックオンした。


水管の出具合で鮮度を確かめパックを手に取り「はるばる熊本からきたのか。お疲れだったね。」とまずねぎらいの言葉をかけ、かごに入れる。

あの東京目指して昼夜分かたず爆走するトラック、トレーラーに乗ってきたんだね。おいちゃんも14時間かけてたびたび北九州からやってくるから「おまえさんの気持ちもよーわかる。だが、ここはひとつわしの顔を立てて収めてはくれまいか」と鶴田浩二になる。


ここまでは「やさしいねぎらう気持ち」が私の中に横溢している。まるで捨て猫の里親になったようである。

そして「さぞ喉が渇いたろう」と生死をさまよっているあさりを鍋に放つ。


難しいのは塩加減。 でも、500㎖ペットボトルの水にキャップ2杯の塩で簡単に海水とおなじ濃度になる。

あさりたちは突然の慈雨に狂喜するがまだ心を許しておらず固く心を(殻を)閉ざしている。そのため、おやじは蓋をして暗くしてやる。

「明るすぎて恥ずかしいわ」ということなのだろう。


塩はあさりのために「長崎五島列島のとっぺん塩」というのにした。てゆーか、してあげた。

少しでも故郷に近い「火を使わず太陽で造った」塩でリラックスしてもらいたい一心の親心である。


疲れをいやし、ゆったりとくつろいでくれているか、ぱっと蓋を取って確かめる。あわてて殻を閉じようとするがあさりはあられもない姿になっているのがわかる。

あさりは「寝起きのこんな姿見られたくなかった」といっていた。

塩加減が気にいらなかったのか頑なにくつろがないことがこれまで何度もあった。ペットボトルキャップ2杯方式にしてからは安心してだらーんとにゅるにゅるしてくれる。


ここから捨て猫の里親になったはずのおやじの態度は一変、豹変する。

やくざ映画でいえば仲間だったやつが裏切っていきなり拳銃を取り出し背中に突きつけるように

鍋を火にかけるのだ。


あれだけ愛情を注いだあさりを生きたまま釜茹でしようとしているのだ。

同じ人間が深い同情と慈しむ仏から残忍で冷酷な獣にかわる瞬間である。しかも顔色一つ変えず塩で殻をこすって洗い鍋に放り込む。

しかも、おいしくするコツは殻があいたら火を止めて蓋をして余熱でしばらく置くことでぐつぐつ煮てはいけない、気を付けないとと感情のない機械のような冷静さで。


仏と野獣をいったり来たりするのがわしらなんだ。思えばさかなくん、牛さんや豚っち、鶏ちゃんたちにこれまでやってきたこと、みんなそうではないか。

というより仏教でいうところの「仏性を持った蛆虫でありさなぎである」のだろう。


そして我が家の定番、「よちゃんギョーザ」。包むのは女子供にやらせるが餡は秘伝の製法だ。

そしてホロコーストのあと何事もなかったように「美味しいね」と家族のだんらん。

2020/6/4

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杉浦日向子・荒俣宏・平井呈一・水木しげる、、、

江戸を歩くとかならずこの人に会う。

深川江戸資料館」にはこの人のコーナーもあった。

日本橋の呉服屋の娘で江戸の風俗をしっかりした時代考証をもとに旅に誘ってくれる。

「江戸からやってきた」と紹介される男っぽい娘さんだ。47才没。


1980年、22才のとき伝説の漫画雑誌「ガロ」で吉原を舞台にした作品で漫画家としてデビュー。

「銭湯」「落語」「相撲」そして「日本酒」「蕎麦屋」好きとすじがねいりの江戸女子だ。剣道部に所属していた。

驚いたことに旦那はあの荒俣宏。しかし結婚生活は半年で破綻している。



オカルトや妖怪物の特集にはかならず登場する鬼才。

私の敬愛する水木しげる先生とは出会ってたちまち意気投合しずぶずぶの仲であった。

この人の経歴がすごい。


なんと中学生の時に「世界恐怖小説全集」の翻訳を手がけた一人であった「平井呈一」氏に弟子入りしているのだ。

氏は小泉八雲研究の第一人者で1954年に「小泉八雲作品集(12巻)」「小泉八雲全集」(全訳)をそれぞれ筑摩書房、みすず書房から出版している。


平井氏は俳句の川東碧梧桐、永井荷風と佐藤春夫に師事。穏やかな正統派の紳士かと思いきや荷風の「断腸亭日記」のなかで平井は数々の悪さがもとで悪罵されている。終生江戸文化を愛し和服で通した。


この平井氏から荒俣は3度破門を言い渡されている。

荒俣氏は家業の非鉄金属卸の破綻がもとで5才の時と7歳の時の2度「夜逃げ」を経験している。板橋、そして練馬へ。

185センチの体躯から花籠部屋からスカウトがきたこともあるという。

慶應卒業後、日魯漁業に入社することになるのだが幼いころの夜逃げ生活でなじんだ魚の缶詰の味が縁であったという。

退社後平凡社の「世界大百科事典」の編纂にかかわる。

どうりで博識なわけだ。


杉浦日向子をきっかけに、はからずも荒俣宏、水木しげる、平井呈一と連鎖反応を起こしてしまった。

「ガロ」にもつなげたいがきりがないからこのへんで切り上げる。

2020/6/2