今年の上半期はふらふらプチ家出する余裕はあったが、お勉強するこころのゆとりがなかった。そこそこ本業が忙しかったんだ。
下半期はところどころで忙しくなるものの農閑期にはいるためこの時期を利用してまたぞろいっちょうさび落としの頭の体操をしようと思い立ちテキストをそろえる。
ペン字や般若心経写経の通信講座のおいら版と思っていただければいい。
渋沢栄一きもいりの検定試験。商工会議所で2020年度の相談員をやっていたしこれもプライドがあるため2級からいく。この秋の検定に向けて準備する。
ビジネス法務なんてそんなに内容がかわるわけではなかろうと復習のつもりでやろうとしているが、民法、会社法はともかくIT関係の世界に変化が起きている。
なにやら最近へんだなと思っていたのは「印鑑」のこと。
「印鑑」は肩身が狭くなったのではないか。
あの気分屋の狂犬、マッドマックス河野太郎が大御所「印鑑」にけんかを売ったのも根拠があってのこと。
和田アキ子にむかって今年の紅白歌合戦はでなくていいといったも同然。
特段の定めがある場合を除き、契約にあたり、押印をしなくても、契約の効力に影響を生じない”
「押印についてのQ&A」(2020年6月19日 内閣府・法務省・経済産業省)
これまでのしきたりはしきたりとしてこれからは押印しなくてもいいと関東の親分さんたちが勢ぞろいしていっている。
押印は契約が正しいと思わせる要素に過ぎない、とまでいう。
これまでの破格の扱いとはえらい違いで、印鑑にすればたまったもんじゃない。山梨の印鑑たちは身支度をして旅に出るといっている。
火事のときに印鑑もって逃げなくてもいいようになった。
うなぎやは秘伝のたれだけかかえて逃げればいいようになった。
役所をはじめ街中で「印鑑はいいですよ」といわれることが多くなってへんだなとは思っていた。
ただし、役所の変化球「特段の定め」には注意しましょ。
2021/7/8