先日、ヤマダ電機のゲリラキャンペーンでダイソンコードレス1.5キログラム軽量クリーナー「デジタル・スリム」を早い者勝ちで超割引価格でゲットし得意満面だったぼく。
そしてもうふつうのクリーナーには戻れないほどダイソンの軽量手軽さと吸引力にほれ込んでいる。
その後、壁掛け充電ではなく「充電できる専用収納スタンド」が欲しくなってダイソンに問い合わせると「別売はしておりませんのよ」と一蹴された。壁掛け収納充電器の取り付けのために新居の壁にドリルで穴をあけたことに心が痛んでいたのだ。
でも、ダイソンに「品物はあるみたいだよ」と迫ると、たしかにございますが、セットになった「デジタル・スリムPro」を最初から購入されれば付属しておりますが「デジタル・スリム」を購入されたかたにはついてなく、また別売もしておりませんとさらっといわれた。「あいにく」とか「ざんねんではございますが」とかのこころに寄り添う言葉もなかった。
ほかの機種の収納スタンド(13,000円)と互換性もなくどうしようもない。
そこに追い打ちをかけるようにTVのジャパネットのおにいさんが佐世保のスタジオから黄色い声でお得なタイムセールを絶叫していた。
ほかのTVがつまらんときはまだテレフォンショッピングのほうがましなときがある。
おんぼろの廃棄予定のクリーナーを1万8千円で下取りするという。値引きすると公正取引委員会が怒りだすため、下取りという裏技をくりだす。
そして、あきらめきれない別売の収納スタンドは本体と同時に購入すれば2千円引きでつけてくれるとたたみかける。
しかも、ジャパネットの得意技のブラシだの延長ホースだのノズル、充電ケーブルなど便利な付属品10点をさらにどぉーんとお付けしますという。
「デジタル・スリム」のバッテリーの連続使用可能時間20分のところこのモデルは60分だという。
勝負はついた。ジャパネット小早川の裏切りで西軍は総崩れとなった。
しかたなく「ちっ!60分かけて掃除する家がどこにある、このボケ!」と悪態をつく。
悶々とした。今日までの3日間の特別セールだという。500人のオペレーターがあなたからの電話を待っているという。急いでくださいともいう。
ヤマダ電機に罪はない。ダイソンとジャパネットがぐるになってぼくをいじめた。ダイソンのおねえさんは勝ち誇ったようにそれなら「さいしょからデジタル・スリムPro買えばようございましたのにねぇ、おほほほほ」と笑ったような気がした。
ダイソンでダイソンした。ぐれてやる。
しらべると来月11月に失効するポイントが3,390円残っている。5月に取り付けたエアコン「しろくまくん」の分だった。2階専用に「デジタル・スリム」もっていこうかとこころが揺れる。
ショップに翻弄される高齢者。しばらくしてまた、佐世保からびっくりセールうつんじゃなかろうな。