ジャパネットにやられっぱなし。
テレビショッピングは主婦やじじばばのものと決め込んでたけど、ジャパネットの怒涛の攻撃はすざまじく、わたしはたまらず両手をあげて降参、投降し2台目の最新ダイソンクリーナー「V10」を購入することにした。
コードレスでありながらフツーの掃除機なみの(それ以上の)パワーで吸いまくる。炊事・掃除・洗濯好きのあたしにぴったりですわ。
ジャパネットはほかの、すっぽんだのしじみだの、おなかすっきりだの、羽毛布団、宝石なんかのショップとは一線を画すショップのような気がする。高い制作費を電通に、高い放映料をTV局に、有名人を起用し高いギャラ(しゅんをとうに過ぎた芸能人だからそうでもないか)払っておきながら「お得」なんてあるものかと冷めた目でみている。
創業の地佐世保にこだわり、コマーシャルを電通に丸投げせず、自社にスタジオまでつくってしまった。そして登場するのはみんな素人の社員。俳優女優のたぐい、松岡きっこや井上じゅんはでない。大きなリアクションはあっても「やらせ」はない。いいもんだけをテレビの前のみなさんにお得に買ってもらいたい、という思いを感じる。そしてその自前手作りのジャパネットチャンネルはほかのチャンネルの芸人のたれながしばか番組よりずっとおもしろい。
平戸にある高田電器店は町の商店街の一角でひっそり店を開いていた。どの会社も最初は小さな店や工場からはじまる。
購入の決め手はこのセットになったクリーナースタンドと10年物のおんぼろ掃除機の1万8千円での下取り、そして副収入。
クリーナースタンドは壁に穴をあけたくなかったり、置き場所を自由に決めたい人に向いている。
ダイソンの公式ショップでは別売していない1.5キロマイクロクリーナー用のスタンドにも対応しているヤマゼン社製のもの。ジャパネットで別売していたことを知っておればと悔やむ。
軽量1.5キロのダイソンは2階と3階用にすることにする。
そして因縁のついた純正スタンドに代わり別売のクリーナースタンドをスッキリ購入する。これでわだかまりも消え、すっきりした。
うちの生活家電であるPCのパーツはアメリカ、中国、韓国、台湾のもの、掃除機はイギリスなど電気製品の日本離れが進む。
孫たちが大きくなるころ、メイドイン・ジャパンの衰退がどこまで進むのか心配になる。
アメリカの「バイ・アメリカン」のように叫ばなくてはならない日がくるのかもしれない。
2021/10/23