道の駅「須走(すばしり)」ー99

深夜下田から天城越えをして御殿場に向かう。山中の国道414号線ではあわれたぬきさん2匹が交通事故死していた。そして暗闇の中、小鹿が2頭、道路に飛びだしてきた。スピードをだしていたら危なかった。人身事故とは無縁だったおやじだけど鹿さんにけがをさせたとなると山のかみさまの裁きをうけなくてはならない。

河津からの道に合流する湯ケ野までの山道はこれでもかとまがりくねったアップダウンの連続で道幅も狭く、対向車が来たら離合できない道が続く。


御殿場のアウトレットがオープンするのは10時。それまでの5時間をどうすごすか。いつもこの時間帯が悩ましい。24時間営業だったガストやマクドナルドは営業時間を見直し朝は7時からとなっている。

御殿場でたまたまネットカフェをみつけた。

この手があったか。

TOP | 1day1,000円(税込1,100円)パック (aprecio.co.jp)

24時間利用できて1100円。フリードリンク、トーストのモーニングつき。


池袋あたりのネットカフェは入るのがうしろめたいような存在だった。わけありで行き場のない、アパートを借りることができなかったりする若者たちや職を失ったおじさんたちの受け皿として彼らが寝泊まりしている、あるいはアダルトおやじ、まんがおたくのたまり場というイメージだった。

それがちょっとしたビジネスホテルふうで明るく清潔で暗さがない。

ただ、オープンスペースゆえ、宿泊する気にはならない。お隣とは安っぽい衝立一枚で仕切られているだけ。かぐやひめの「ふすま1枚へだてて寝息をたてている妹よ」状態だけどとなりにいるのは妹ではなく髪ぼさぼさのおやじだった。


持ち込み自由だから隣のファミマで静岡新聞とおにぎり2個を用意して入店する。一面はあの伊豆山殺人盛土流出災害で強制捜査がはいったという記事だった。

あの国道135号線はいつも通っていた道だった。しばらく通る気にならないため伊豆入りは沼津経由だ。

本日は伊豆で1泊、富士山の天然水の汲める御殿場で1泊というコースを選んだ。

そしてアウトレットで掘り出し物をさがす。

コロナ前はアジアの観光客が大挙しておしよせ、すれ違うのもたいへんだった。あのにぎわいはまだまだとうぶんもどらないだろう。

富士のふもとから1時間半で自宅に帰ることができる。ただし深夜1時半出発だけど。


下田港

人食い漁船
あの小山のむこうははてしなくひろがる太平洋。この小山が天然の防波堤の役目をしている。

深夜の須走は摂氏2度だった。氷点下になるのも時間の問題。

次回はいよいよステップワゴン車中泊100泊目となる。

記念式典と豪華夕食が待っている。

2020/10/31

作成者: user

還暦を迎えてますます円熟味を増す、気ままわがまま、ききわけのないおやじ

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