記事にあるとおり「コンビニキラー」となるのではないか。
おいらはことさらセブンイレブンをひいきにしているように思われているだろうが、
ふだん利用するのはセブン銀行のATMと公共料金の支払い、そしてトイレを借りるとき(‘◇’)ゞだけ。
ただ、セブンのバターピーナツのコブクロはおいしく例外。
ファミマやローソンはセブンがみあたらないときに限り使う。年に1~2回。これはえこひいき。
揚げ物は使用している油に不信感があるし、おでんは鍋に蛾が落ちたりすることもあるようだし、横隔膜を「牛すじ」として売っていたりで近づかないようにしている。(北九州のソウルフード「資さん」うどんの「牛すじ」を見習ってもらいたい)
ビールやパンなどは旅先でやむをえないときだけしか購入しない。
トイレを借りておきながらなんも買わんのは申し訳ないと同情からパンを1個買うことはある。
コンビニのお弁当はいよいよもって最後の手段で、山梨であればまず、「オギノ」あるいは「アピタ」の総菜コーナーであれこれみつくろう。お酒は「戸田酒販」か「トライアル」にいく。コンビニでの雑貨は論外。
いうまでもなくどれもこれもなんもかんもばか高いからで、あほらしくて買う気にならない。
朝の旅先でコンビニにやってくる購買層をみてみると現場の作業員や勤め人がコーヒーやおにぎりを手にしているのをよく見かける。
出勤前、現場に向かう途中、毎朝おなじ買い物をしているようす。
主婦はそもそもコンビニで買い物なんてしない。
そこへイオンが割り込んできた。
コンビニのようでコンビニではない。コンビニを装いつつもスーパーをいまのライフスタイルにあうように変化させている。
多種少量販売ではなく、1円でも安く売るために絞り込んだ商品をある程度のロットで用意する。
だれもがコンビニのあれだけの品ぞろえを望んでいるわけではない。
コンビニのビジネスモデルもここへきて時代の進化から取り残されてきたのではないかという印象をもった。
東京に大量出店している。
駅前と、駅周辺の商店街に集中的に攻勢をかけている。
富士見台駅前は北口と南口のサンドイッチ作戦。
鈴木敏文さん、この事態をどう思われますか。
最寄りの富士見台駅にはコンビニが乱立していて、セブンイレブンも北口、南口にお店がある。
お客をとりあってどうすんの。
心配ご無用。
本部にとってはさらに西に東に店舗が増えたとしてもなんも困らない。
オープンしてくれたらオーナーから数百万の加盟料とその後のロイヤリティーが約束される。ロイヤリティーにマイナスなどない。
一店舗1日60万円を売り上げなければ本部エリアマネージャーからの指導を受けるかもしれない。
オーナーは従業員ではないから時給もなんもない。わたしの目には365日めったに休みもとれず(とらず)旅行もいけず(いかず)早朝深夜まで働き詰めの「社畜」ならぬ「コンビニ店舗に鎖で繋がれたコンビニ畜」に映る。これでいいわけない。
タクシー会社は不景気だろうがなんだろうがとにかくタクシーの保有台数を増やそうとする。たとえばドライバーは運賃の半分が手取りだとして会社は水揚げが多かろうと少なかろうと運転手が町中を走ってくれればくれるほど半額の「上納金」がはいってくるしくみになっている。車の維持費ほど稼がない運転手はいずれ解雇される運命にある。
「まいばすけっと」はすべて直営。コンビニではないため「上納金」もない。上納金とはすなわち「働く人の汗の一部のピンハネ」である。
「誰のおかげでここで商売できていると思ってるんだ」のどこぞで聞いたことのあるせりふを思い起こす。
「地主」と「小作農」のようでもあり農地解放が必要かもしれない。
集金代行や銀行ATMなどの手間のかかる付帯サービスはコンビニにまかせるとして毎日のお茶やパン、りんごやバナナはぜひ、うちでとなる。(フルーツはわりと充実している(≧▽≦))
商品の企画力こそないかもしれないがイオンの「規模の利益」で仕入れ値を極限までさげることができる。
ローコストオペレーションに徹し「繁盛店は望まない」という。
やはり「イオン」はほかの流通業者とは違うなにかをもっている。
「まいばすけっと」はコンビニに学び、コンビニのある部分を否定しているようにも見える。
コンビニが生まれたのは商店街の零細小売店の否定からで、コンビニが成長していくとコンビニのシステムそのものに内在するそれ以上の成長を阻害するファクター(矛盾)もまたしだいに大きくなっていく。そしてつぎの新しい時代に即した、コンビニの否定から始まるビジネスモデルへと引き継がれて(置き換わって)いく。
はたぼー氏のおっしゃるとおり「ばか高いからで、あほらしくて買う気にならない。」がその阻害ファクターだ。
まだまだその芽は小さいけれども具体的には飽和したコンビニの店舗が将来「まいばすけっと」タイプのスーパーにおきかわっていく現象も生まれてくる可能性もある。
セブンが「セブンバスケット」になるやもしれない。
かつていわれたイオンの進出が地方の商店街の壊滅につながったことも昔ながらの商売から抜けきれなかった、時代の変化に即した店づくりをしようとしてこなかった店側にも淘汰される要因があると思える。毎日同じようにシャッターを開けお客を待っているだけの商店街の商売人には車社会の到来によって危機が訪れていることは気がついていただろうが対応できなかった。
新業態の「駐車場のないコンビニ化」した「変異株スーパー」がコンビニのお客を奪っているし、さらにはコンビニで買い物をしないおばさんを呼び込んで毎日の「買い物かご」になっている。