
PCを介することなく「クローンができちゃう!」
去年のいまごろそんな日もくるだろうと購入しておいたスタンド。
ひとむかし前のSSDは高価だった。だから、もっとも古い3号機の起動ディスク(Cドライブ)は250Gだった。
それがいま500Gで5,800円で手に入るようになったため、PC環境整備大作戦のこの機会をとらまえてお引越しをする。
セブンイレブンも、はたぼーもぼやぼやしていたら時代においていかれる。
きのう、ゴールドジムに毎日かよっているトレーニングとは縁のなさそうなじいさまが「ほかにやることがないからきている」と力なく言っていた。「おふろ会員」であろう。
病気の心配と、むかしはよかったと振り返るだけの老後はさびしいというかものがなしい。
じぶんはそんなのいやだといってもいずれそうなるだろうと理解しつつ。

こんなにかんたんでいいんやろか?
スロットの差込口を反対にするとからっぽのほうをコピーするから元データがすっ飛んでまっさらになった「死滅のSSD」ができあがる。
「青い点滅」は大好き。「赤い点滅」は大キライ。
セットして、CLONEを押すだけ。ちかちか光ってクローン作業をしずかにものいわずやってくれている。

おもえば1号機が病に倒れたことでその治療だけではなくそれをきっかけにふたりの兄弟たちにも栄養注射したことで家族が生き生きとして元気になった。
ものごとはすべからくそんなふうに考えんといかんとしみじみ思う。
「きっかけ」はだいじと思いたい。
ぼくは先月66才となった。
さきほどエリザベス女王が逝去されたことを知った。96歳。
これほど国民に、世界中の人たちに愛された女王さまはいないのではないか。
ついさきごろロシアのゴルバチョフが亡くなった。
出口治明さんは「全世界史」(近世・近現代編)ではこう彼を評価している。
「いまさら東側が見栄を張っても軍事力でも生活レベルの面でももう西側に勝てない。これは冷戦という世界体制そのものを変えるしかないとゴルバチョフは決意して冷戦を終わらせたのでした。この意味でゴルバチョフは世界史的には高く評価されるべき人指導者だと思います。」
おそらくプーチンは彼とは正反対の評価を得ることだろう。
これを綴っている間にクローンのできあがり!
ところがこれでおわらんのがPCの常。
ここからが腕のみせどころ。

これはトラブルではない。これはおりこみ済の現象で、あとひと手間がいる。
「AOMEI」なんちゃらのサイトからツールをダウンロードする。

作業完了、できた。
「回復パーティション」という小部屋が記憶域の部屋のあいだにはさまって邪魔をしているため部屋を一つにできなくしている。そもそもこのパーティションは不具合が生じたときのためのリカバリーの働きをしてくれる倉庫なのだけどこの作業においては「恋人たちの間に入って邪魔をするいじわるなおじゃまむし」となる。
この「回復パーティション」をまず右端に移動したうえで2つの部屋を一部屋にする作業が必要となる。

できあがり。おじゃまむしは右端に追いやってめでたく恋人のふたりはひとつの部屋で暮らせるようになった。
苦労したのはここ。
どうやらこのAOMEIなんちゃらの無料ソフトには「デモ」版と通常の「無料ダウンロード」版があって、デモ版ではこの部屋をひとつにしたりする作業は5,280円で購入してくれないとできませんことよ、とのメッセージがでて、先にすすめなくなる。

あきらめることなくいくつかのダウンロードサイトを訪ね歩き「無料ダウンロード」版にたどりついた(2022年9月の段階ではまだありました。)
(この左側の緑のパーティションの移動、結合、サイズの変更が可能な「Partition Assistant Standard」をダウンロードすること)