テイクアウト&デリバリー専門店「餃子の王将 ジョイ・ナーホ 練馬高野店」オープンまぢか 2022/9/19

コロナで撤退した居酒屋チェーン店「魚民」のあとに餃子の王将の店ができるようだ。

またひとつ使える店がふえる。

ただ、なんか様子がちがうんでないかい。

「ジョイ・ナーホ」という名のテイクアウトとデリバリー専門店。

「ナーホ」ってなん?

よく店でオーダーを厨房に伝えるときにスタッフが叫んでいたあの、なぞの符牒「ナーホ」。

「お持ちかえり」のことらしい。


「酢豚」や「八宝菜」や「レバニラ」なんかの中華料理をご家庭でつくるにはちとつらい。

そんなときジムの帰りにさくっとお持ちかえり、というのもいいね。「R」と「K」も喜ぶし。

そういえば近くの中華料理店で酢豚を注文したら「酢鳥」で唖然とした。

メニューを見ると「スブタ」となっていてにがわらい。


台風14号が九州を暴れまわっている。

そんななか義姉の7回忌で水戸にいってきた。

10年ぶりの水戸。

茨城県は人気のない県ランキングの底辺県といわれている。

たしかに「地味」。

いつも、旅するたびに「ここに住んでみたらどうだろう」という思いを重ねているが、単調でこれといった色合いのない景色に若者たちは居つかないだろうなと思ってしまう。若くないいまのぼくにもとうてい無理だ。


ただ水戸藩は幕末尊王攘夷で大暴れしている。

烈公徳川斉昭は偏狭な思想の持ち主といわれるが開国に反対するいっぽう「西洋の文物にはおおいに興味を示した」とも。

「礼儀作法に厳しい性格であるため、幼い頃、寝相が悪かった息子の慶喜が寝る際に、枕の両脇に剃刀を立てて寝かせていた」とある(Wiki)

ぼくなら命はなかった、、、

そんな暴れん坊偏屈将軍のイメージが「河野太郎」と重なる時がある。


斉昭はさすがに元気印で37人の子を続々とつくり、7男が慶喜(15代将軍)。鳥羽伏見の戦いのあと3カ月の上野寛永寺「葵の間」での蟄居謹慎後、水戸に帰っている。

水戸学(儒学思想を中心にして、国学、史学、神道を結合させたもの)を徹底的にたたきこまれ、お寺も廃仏毀釈で藩内の3分の1を廃寺にしている。会津藩と通ずるものがあるが天下泰平が続き「お寺」の体をなしてないぽんこつ寺院を整理したともいわれる。これは現代と通じるものがある。


「排仏論は、諸藩の理論的指導者である儒者によって展開せしめられた。従って理論が実践に移されて、廃仏毀釈にまで進展することは自然の勢いである。すでに江戸時代、革新的気運横溢せる諸藩、水戸藩・岡山藩・会津藩・鹿児島藩・津和野藩等について廃仏毀釈の断行されていること、宜(むべ)なるかなである。ただし幕府の政策は依然檀家制度保持を原則とした。従って廃仏を企画せる諸藩は幕府に睨まれ、ために廃仏は竜頭蛇尾に終わるを余儀なくされた。しかるに排仏論自体は、国学者平田篤胤を経由することによって、一方全国の神主を、他方新時代の支配層たるべき人々の心を捉えた。…(圭室諦成著『日本仏教史概説』理想社出版部 昭和15年刊 p.400)」

檀家制度の維持は天草の乱のキリスト教への恐怖がいまだ残っていたためであろう。


墓のある天台宗の「薬師寺」は古刹で廃寺を免れる理由があったのか生き残った。

墓地の片隅に集められた無縁の古い墓石から「文化文政〇✖年」とか「寛政」とかの文字が読み取れる。

義父はこの地で代々続く医者の家系だった。

東北帝国大学法学部を卒業し、農業経済学者となった。

その代表的な著作の名が墓碑に刻まれている。

その娘がこんなその日暮らしのぼんくらと結婚することになって申し訳ないと思いながら墓前でいつも手を合わせる。


40年ほど前、練馬の江古田斎場での義母の葬儀の時、義父の同僚の老名誉教授がお別れの言葉で半時間近く夫であった義父の残した業績を称えてくださった。

手元のメモも原稿もなしだった。まっすぐ前を見たままの姿での、戦中戦後を志をもって生きた義父母へのこころのこもった哀惜のことばを語りはじめた.。


美辞麗句も意味がないし必要がない。故人の生き様そのものを淡々と語ればいいのだから。

身近で、このような葬儀を営むことができたことを、誇りに思った。

あとにもさきにもこれだけ感動的な葬儀にであったことはないし今後まず立ち会うこともないだろう。


ところで、反対の声が充満する国葬の開催の是非は故人が「国葬にふさわしい人かどうか」であって、異論はもちろんあろうが国葬にふさわしい人であればぼくは多くの税金が投下されようとかまわないと思っていて、法律で定められた手続きで決定されたかどうか云々もわたしには意味がない。

岸田さんは暗殺というテロによる訃報に感極まって国葬をかってに決定した。

首相が会見で涙するのを見てそう思った。

無法者の麻生太郎の恫喝が云々されているが、岸田さんが感情にまかせて先走ったとみるのが妥当だろう。

破綻した山一證券と社長の会見と同様、感情に流れ物事を独断で決定するさまはリーダーとして求められる資質を欠いているといわざるを得ない。


嘘と、政治の私物化と、統一教会に感染した政治を、富裕層と大企業を優遇し、若者たちや母子家庭の家庭を困窮させる政治を8年以上もやってきたという事実は国葬などにはおよそ値しないと思っている。

二階さんと高須クリニックにお金を出してもらって、自民党と統一教会の合同葬がふさわしい。

盛大に、そして会場で「壺」でも売ってトンネルでも掘ればいい。


時間があり、近くの道の駅「かつら」をのぞいてみる。

古びて小さな道の駅だけど3連休で大賑わい。

那賀川沿いに県民自然センターがあって台風の中テントがたくさん張られている。

雨だろうと、台風だろうと不退転の決意でバーベキューをしている。

東京オリンピックや安倍国葬みたいに。

やれやれそこまでやるか、と同情する。

店頭で実演中の武骨に打つ手打ちうどんと蕎麦が名物のようだ。


普通もり

綾瀬はるかのへたうまサインもある。

やはり、蕎麦は信州のものとのゆるぎない思いを新たにするも、「大盛り」を注文する客多数。

この蕎麦で育ったひとにはここの蕎麦がおいしいに違いない。人の舌とはしょせんそんなもんかも。

野菜とほたるの里の水で実った新米を仕入れる。

肥沃な土地だろうからやはり「お米」でしょうね。

野菜は東京練馬のスーパー「アキダイ」も真っ青な半値ほどで並んでいる。

作成者: user

還暦を迎えてますます円熟味を増す、気ままわがまま、ききわけのないおやじ

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