ドキュメント72時間で紹介されていた。
今年も15日間も神保町に通ったのにまったく知らず、素通りしていた。
カフェやバーも併設している。
株式会社 ブックハウスカフェ | 神保町唯一のこどもの本専門店 & カフェ (bookhousecafe.jp)
もっと早く知っておくべきだった。孫たちのために。
長男が大好きで何度も何度も読み聞かせた絵本が紹介されていた。
渡辺茂男 作・山本忠敬 絵 福音館書店
はしご車や大きな消防車のなかでは目立たずすみっこで待機している小さなしょうぼう自動車「じぷた」
火を消し止める大活躍をする。
番組ではバーでこの絵本のことを女性店主と語り合う若いカップルとのやりとりが紹介されていた。
男性は「この本を読んでいて、『ぼくも生きていていていいんだなと思った』」と語っていた。
そして店を出るカップルをカメラが追う。
夕闇の中、車いすに乗った若者と寄り添う女性のシルエットを。
あたたかい恋人たちの姿を。
このメッセージを理解できるようになるまでどれだけかかったことか。
表向きは子どものための絵本だけど、「おとなのための絵本」でもある。
いまさらながらこの番組を制作するNHKのスタッフたちが番組を通じなにを伝えようとしているか感じることができた。
もう35年も前に読み聞かせた絵本に誘われて。